世界の中心の街と言えども人口5万人の坂出市の交通体系をどうするかには頭を悩まします。路面電車を中心としたものにしたいのは山々ですが、どう考えても採算が合いそうもありません。
ところが、世界は広いものですね。それ程規模が変わらないと思われる市がうまくやっている例がアメリカにあるそうです。
コラム春秋(1/19)
シンボルマークはしゃれた自転車の絵。そんな自治体が米国にあると明治学院大学の服部圭郎准教授が近著で紹介している。カリフォルニア州デービス市といい人口は6万余り。幹線道路の9割に専用通路を設けるなど、自転車の利用を積極的に後押しする。
コンパクト、省エネ、省資源、人間優先、市民参加がデービス市の「成長の指針」だ。環境負荷が小さく、健康増進にも役立ち、自動車の代替手段にもなる自転車は指針全体の象徴でもある。中心部の駐車場は住民の意見で公園に改造、周辺農家による直産品販売でにぎわっているという。
かねて自転車が町に溶け込んでいた欧州に続き、クルマ大国とされた米国でも自転車への注目度が高まっている。日本でも警察庁と国土交通省が今週、車道の端を転用し自転車専用路の整備を進める方針を発表した。まずは全国100カ所弱のモデル地区からというが、状況が許す限りどんどんのばせばいいと思う。…以下略
参照:エコロジーの町づくり: 米国カリフォルニア州デービス市・訪問記 古沢広祐
成る程、自転車を主体と考えれば良いのか。これも一つの方法かもしれませんね。今の車道の両側を削って自転車道とするのです。そして車は本来なら路面電車が走る真ん中を肩身を狭くして走ってもらうのです。
これなら我坂出でも取り入れるのは可能かもしれません。自動車に頼る考えを排除すれば意外と面白い街づくりができるかもしれません。市街地は人と自転車がメインで自動車はサブ、もちろん電気自動車です。
これは面白いかも!