日頃使い慣れない言葉を使うと恥をかきますね。先日柄にも無く「かかずらわりたくない」と言おうとして「かかずらわりたくない、…いや、かかわずらりたくない」とどっちかわからなくなり舌までもつれてしまいました。
ということで、ネットで調べて見ました。
かかずら・う〔かかづらふ〕【▽係う/▽拘う】[動ワ五(ハ四)]
1かかわりあいを持つ。かかわりあって離れられない状態になる。関係する。「不正事件に―・う」
2気持ちや考えがそこにひっかかって離れなくなる。こだわる。拘泥する。「つまらぬところに―・う」「名目に―・う」
3あちこちにひっかかる。
どうやら、かかずらうの方が正解のようです。ただし私の様な間違いをする人もいるようです。
かかわずらう
かかずらう+わずらう
意味から言うとこちらが本当の様な気がしますが、間違いのようです。これを調べている途中で面白いのを見つけました。
以前第話で取上げたサザンカの例がありました。
ウィキペディア 音位転換
…略
語として定着した例 [編集]
音の入れ替わりは不特定多数の語において日常的に起きているのだが、ときに、入れ替わった音の並びが優勢になり、時を経てそのまま定着してしまう場合もある。以下、比較的なじみの深い語彙の中から例を挙げる。
日本語の例 [編集]
入れ替わった音を太字で示す。
新しい: アラタシ→アタラシイ
山茶花: サンザカ→サザンカ
映日果: エイジツカ→ *イジチク→イチジク
※やや不規則な変化の例。ただし「イチジク」の語源には異説あり。
舌鼓: シタツヅミ→シタヅツミ
秋葉原: アキバハラ→アキハバラ
…以下略
音位転換ですか、全く知りませんでした。こうしてみると日本語も結構いい加減なところがあるんですね。というより言い易い方が定着するのでしょうか。正しいより大勢の方が強いというのもマスコミに踊らされる日本人の特性を象徴しているのでしょうか。
面白いですね!