第4632回で導入しない企業があるとは考えられないと書きましたが、やはり次から次へと参入が 始まりそうです。
日刊 工業新聞より 2012年05月25日
電力事業への新規参入が相次いでい る。日本製紙による特定規模電気事業者(PPS=新電力)の届け出が経済産業省に受理されたほか、フジコーも7 月に参入する。
東京電力の値上げや7月 スタートの再生可能エネルギーの全量買い取り制度が新電力への追い風になっている格好だ。家庭部門も含めた全面 自由化も視野に入っており、ビジネスチャンスとして今後も拡大しそうだ。産業界にとっても既存の大手電力会社以 外の選択肢が増えるため、コストダウンの可能性が広がる。
日本製紙は16日に届け 出を行い、同日受理された。事業開始は10月で、関東や東北にある大規模発電設備で供給するほか、バイオマス発 電設備の新設、太陽光や風力発電の導入も検討する。東日本大震災後に、余剰電力を東電と東北電力に供給した実績 があり、本村秀取締役は「当社の強みをいかしてエネルギー事業に本格的に出て行く」と語る。
屋根どころかメガソーラー並みに電 力事業への参入として考えているんですね。やはり企業にとってはこんなに美味しい話は無いようです。
こちらはバブルのときに競って参入したのゴルフ場からの移行の話題です。
神 戸新聞より 2012/05/25
ニッケ(本 店・神戸市中央区)は25日、兵庫県稲美町と明石市にまたがる自社ゴルフ場を閉鎖し、大規模太陽光発電所 (メガソーラー)を建設すると発表した。約30億円を投じて出力9・8メガワットの発電所を整備、来年3月 下旬に稼働する。電力販売事業に参入し、全量を関西電力に売る。
9月末に閉鎖する「ニッ ケゴルフ倶楽部土山コース」の一部約15万平方メートルにパネル約4万枚を置く。年間の発電量 は一般家庭3千世帯の消費量に相当する9537メガワット時を想定している。
7月1日から再生可能エネルギーの 「固定価格買い取り制度」が始まるの機に、電力販売事業に参入を決めた。電力不足などでエネルギー問題に注目が 集まる中、同社は「保有する不動産の有効活用とともに、グループ内で再生可能エネルギー関連の環境事業の展開を 図る」としている。
兵庫県内でもここへきて、電力販売事 業への参入やメガソーラー設置が相次いでいる。中堅建設会社の美樹工業(姫路市)は約10億円を投じて茨城県つ くば市に出力2メガワットの発電所を建設中。建設資材メーカーの太陽セメント工業(大阪市)は、加東、加西市に またがる自社用地に、約13億円を掛けて出力3・5メガワットの発電所を建設中だ。(土井秀人)
これは私が思ってた以上に企業から の参入が多そうです。やはり42円20年間と言うとんでもない条件が太陽光発電バブルを起こしそうです。こんな に一気に話が立ち上がってきたら工事業者が直ぐに間に合うのでしょうか。パネルも品不足の心配は無いのでしょう か。我々のような住宅用はメーカーから品物が入らなくて仕事にならないかもしれません。
不気味な予 感!