団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

エンジンの廃熱利用

2012年06月04日 | エネルギー 環境

  ガソリンエンジンの冷却は水冷でラジエ ターで熱くなった熱を放熱して冷やします「熱効率 はガソリンエンジン・・・32%  ディーゼルエンジン・・・46%」だそうです。つまりは半 分以上が無駄になっているのです。この放熱が勿体無い。あの暖まった冷却水を使ってタービンを回し発電する なんて事はできないのでしょうか。
  尤も、こんなことは誰でも思いつくでしょうし、今までにも研究されて無理と言う結論が出ているのかもし れません。そんなシステムより無尽蔵と思われたガソリンや軽油を惜しみなく使えは良いと考えられてきたの じゃないでしょうか。しかし、時代は変わってきました。燃料枯渇や温暖化などで効率の良いものが求められて います。特に電気自動車の開発が進めば内燃機関は消滅ということも考えられそうです。そうなると、生き残り のために電気自動車より省エネなものを開発するしかありません。

  殆んど捨てられる熱を何とか利用で きないものか。あの熱で電気を作りそれをハイブリッドの電気として利用すれば効率の良いエンジンができそうな気 がします。
  そこで思いついたのが地熱発電のシステムを利用することです。幸い、温泉程度の低温で発電する小型発電 機が開発されているはずです。
  サーチしてみるとありました。

  週 刊ダイヤモンドより

  人の行く裏に 道あり花の山? 神戸製鋼が温める小型発電機

  …略

  その仕組みは、循環ポンプで取り入 れた温水を使う。温水よりも沸点が低い媒体(代替フロンガス)を加熱して、そこで発生する蒸気の力でタービンを 回して発電する。その際に、「熱源を取り入れて戻すサイクル」と「発電・送電が自己完結するサイクル」の二つの 熱処理の相互作用により、これまでは捨てるしかなかったエネルギーを回収するという意味で、バイナリー(二元) と名づけられた。最大出力70キロワットのうち、発電機を動かすために 使う10キロワットを除き、残りの60キロワットを有効利用できる。

 この発電機は、1956年以来、神 戸製鋼が世界でもトップを誇るスクリュータービン技術(空気を圧縮する技術)を応用したもの で、設置時に大規模の工事を必要とせず、泉源にも影響を与えないために温泉法の制約を受けない。加えて、過 去には電力会社の地熱発電所に納入されるような2億円前後の大型システムは存在したが、神戸製鋼のものは小 型で筐体は約2.5メートル立方の据え置き型。初期費用は2500万円で導入できる。しかも、発電の原理は 同じなので、太陽熱やバイオマス(廃材)から熱源を取り込むこともできる。…以下略

  川重さんもやってるようです。

  川崎重工業株式会社よ り

  小 型バイナリー発電設備の製造・販売を開始

  やはり日本の技術はたいしたもので す。ところが小型と言っても車に積めるようなものではなさそうです。ここは得意の小型化の研究をしてエンジンと の組み合わせで冷却水を利用できるようにして欲しいものです。

  もう一つ無駄に排出されているのが 排気です。これはF1でホンダが勝ちすぎて禁止された一時流行ったターボエンジンをもう一度発電用として使うの です。これは十分に小型だし今すぐにも実用化できるのじゃないでしょうか。

  この2つの発電装置を使ってリチウ ムイオン電池の充電に使いプリウス等に組み込めばかなり効率の良い車ができそうです。

  やはりこんな素人が考え付くような ことは既に研究尽くされているような気がしますが。もし、誰もやっていないのなら考えて欲しいものです。

無知ゆえの考 えか!