団塊の世代のつぶやき

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ピーク電力

2012年06月30日 | 太陽光発電

  第 4645回で取り上げたドイツの太陽光発電が史上最大の発電量を記録したという記事とそっくりの記 事がありました。
  最初は又しても最高記録を達成したのかと思って読んでましたが、どうも同じようです。そこで達成した日を見 比べてみるとやはり同じ5月25日と26日の達成でした。何と、一月も経って全く同じ事を取り上げた記事が出る とは、危うくだまされるところでした。しかし、こんなことってあるんですね。ただでさえボケた頭を混乱させるの は止めて欲しいと思うのは私だけでしょうか。

   AFPBB Newsより   2012年06月25日

  ド イツの太陽光発電、新記録を達成 一時2200万キロワット超える

  【6月25日 RenewableEnergyWorld.com】 降り注ぐ陽射しに恵まれた5月25日と26日の2日間、ドイツの太陽光発電量が史上最大を記録した。一時は 2200万キロワットに達し、ドイツの電力需要の半分近くが太陽光発電で供給された。

  太陽光発電量は工場や企 業が稼動していた25日金曜日の正午ごろに全国の電力需要の約3分の1に達し、好天に恵まれた翌26日土曜日の 正午ごろには50%近くに上った。

  太陽光発電で断続的に発 電された電気をどの程度までなら大規模な停電を起こさずに送電網に供給できるのかといった、原子力発電から太陽 光・風力・バイオマス燃料など再生可能エネルギーへの転換を図る中で持ち上がっていた重要な問いに答えを出した 形になった。

  原子力依存からの脱却に 熱心なドイツだが、それをどのように実現していくかという点で意見の対立は深まっている。しかし少なくとも今回 のことで、脱原発で失われる発電量のかなりの部分を太陽光発電で埋めることができるという主張に新たな根拠が加 わったことになる。

 ■ピーク時間帯に発電量が 最大になるというメリット

  ドイツは現在、年間電力 需要の約20%を再生可能エネルギーで賄っており、年間電力需要に太陽光発電が占める割合は4%程度となってい る。

  ドイツ西部ミュンスター (Muenster)に本部を置くシンクタンク「国際経済フォーラム再生可能エネルギー」(IWR)は、 25~26日のピーク時に太陽光の発電量は原発20基分の出力を上回ったと説明するとともに、電力需要が最大に なる時間帯に発電量のピークが来ることの意義は特に大きいと指摘した。IWRのノルベルト・アルノッホ (Norbert Allnoch)所長は、過小評価されがちな点だが太陽光は電力需要が最も大きくなる正午ごろにかなり大きな電力を供給できるので、費用がかかるピーク負 荷発電所の使用が減ったり、全く使用されなくなったりしていると語った。

  ドイツの太陽光発電の設 備容量は2600万キロワット以上と世界でも群を抜いている。2011年だけでも800万キロワット増え、 2012年に入ってからも急ピッチの増設は続いている。

  近年ドイツでは固定価格 買い取り制度(フィード・イン・タリフ、FIT)によって太陽光発電が急速に普及したが、太陽光設備設置のス ピードや、補助金支払いによる政府負担増大への懸念から、議会は関係者の予想を超える大幅な買い取り価格削減に 動いている。だがこの削減については政治的な壁があり、現在仲裁委員会が解決に向けた取り組みを進めている。 (c)RenewableEnergyWorld.com/Steve Leone/AFPBB News

  とは言いながらもピーク電力の有用性を詳しく書いてくれているので全文を取り上 げます。
  7月1日から始まる固定価格買取を受けて多くのメガソーラーが計画されていますが、この勢いで設置が始 まれば近いうちにこのドイツに追いつき日本でもピーク電力の威力が発揮されるのじゃないでしょうか。
  特に、このドイツの原発20基分の出力を上回った発電量というのは具体的で、日本の止まっている50基 分も手の届きそうな数字です。これなら本当に原発を止めても良い日が近い将来に実現しそうな気がします。
  そうなると、孫さんのとんでもない42円20年も悪いことばかりでもなさそうです。兎に角始まった全量 買取を有意義に利用して将来の日本のエネルギー問題を解決したいものです。

さあ、どうなるか!