第 4680回で日本の太陽光発電のピーク電力がドイツの2倍の100GWになったら日本の発電量のど のくらいを賄えるのか興味があります。とはいいながら日本の発電量のピークをどこで調べたら良いのか良く分りま せん。
いろいろ検索してみましたが電気事業連合会のでんき予報が良さそうです。これの書 く電力会社のピーク時供給力というのを合計すれば一日のピーク電力と考えても良いのじゃないでしょうか。日 にちによって変化するとしてもおおよその数字は掴めそうです。
ということで、7月21日の各電力会社のピーク時供給力が沖縄を除いた9社合計で
15,131.9万kWとなっています。
100GWは100000MWですから10000万kWとなります。太陽光発電 は昼間の最高で8割程度の発電ですが半分としても5000万kWを発電します。
5000÷15131×100≒33ということで33%となります。
数字に弱い私が頭をひねりながら出した数字ですが多分あっているのじゃないでしょ うか。
ということで、現在の日本の電力の発電量の33%程度をピークで発電できると言 うことは今年の夏のように原発が全部止まっていても太陽光発電で何とかカバーできるはずです。
この辺りが太陽光発電の馬鹿にならないところだと思います。年間トータルの発電 量は稼働率の関係でそれ程多くはなりませんが夏場のピーク発電は結構強力な武器になると言うことです。
既にドイツは現在その状態に近いところまで到達しているのですから固定価格買取 制度を見直すのも尤もなところがあると言うことです。日本もそれに近づく100GWまでは必要悪としての固定価 格買取制度も仕方ないのじゃないでしょうか。
計算があっていることを願います!