第 4581回で取り上げたドイツの太陽電池メーカーQセルズが韓国のハンファグループに買収 されることになったそうです。
中央日報より 2012年08月27日
【ソ ウル聯合ニュース】韓国の財閥、ハンファ グループがドイツの太陽電池メーカー大手、Qセルズを買収した。Qセ ルズが26日、公式発表した。AFP通信が報じた。
同グループ のハンファケミカルは27日の理事会でQセルズ買収契約を決議する予定。
今回の買収 により、同グループの太陽電池事業を手掛けるハ ンファソーラーワンの年間生産規模は130万キロワットから240万キロワットとなり、世 界3位の太陽電池メーカーとなる。
ハンファは 約555億ウォン(約38億4887万円)を支払うほか、マレーシア工場の負債8億5000万リンギッ ト(約215億4537万円)を引き受ける。また、Qセルズのドイツの研究センターと工場、マレーシア 工場を引き継ぐほか、社員の大部分を継続雇用する。
これらの内 容は29日にドイツの債権団が承認すれば効力が発生する。
1999年 に設立されたQセルズは2008年に世界最大の太陽電池メーカーとなったが、経営難に陥り今年4月に破 産申請した。
参考:ソー ラーファンパワー、社名をハンファソーラーワンにより
ハンファケミカルは8月に買収した中国の太陽電池メーカーの ソーラーファンパワーホールディングスの社名をハンファソーラーワンに変更すると発表した。ソーラー ファンパワーは上海で開かれた定期株主総会でこの案件を承認した。社名変更は来年1月1日付とする。
同社は2020 年までに世界トップの太陽電池メーカーになるというハンファグループの意志を盛り込んだ社名に変更し、 太陽電池市場でブランド競争力を高められると期待している。ハンファケミカルは8月に4300億ウォン (約341億円)を投じて太陽電池モジュール業界で世界4位のソーラーファンパワーの株式49.9%を 確保している。…以下略
もともとは中国のメーカーだったんですね。
ハンファといえば第 4615回で も取り上げたようにソフトバンクが購入を決めたところです。
買収でどんどん大きくなって行くつもりのようです。2020年 までに世界トップになるというのですからそれに向かって大きく前進したと言うところでしょう。
こうなると不気味なのがシャープです。もしかしたらここに買収されるなんてこともあるのでしょ うか。いよいよ日本のメーカーは風前の灯のようです。
い やな予感がしますね!