団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★いまある最高を寄せ集めて試行錯誤を繰り返す結果

2020年03月27日 | 日本的経営の崩壊

 サラリーマン時代、毎月の予算を常に前年や前月より高くしなければならないのに反発していました。世界中の企業がそんな目標を立てていたら地球が幾らあっても足らないだろうにと思ってました。
  つまりは、サラリーマンには向いていなかったのでしょう。今も、そんな企業ばかりが従業員の尻を叩いているのでしょう。だから、あの人間が済むところとは思えないChinaにも進出して従業員の健康なんて考えもしないのでしょう。
  もっと、楽しい働きかたがありそうなものと思ってしまいます。

  ところが、何とねずさんも同じ疑問を持たれていたのじゃないでしょうか。素晴らしい考え方を教えてくれています。
  日本企業もこうした考えを持てばもう一度世界に誇れる企業となれるのじゃないでしょうか。

  何時ものように全文をリンク元で読んでください。

  ねずさんのひとりご とより   2020 年3月20日

  中今(な かいま)とブリコラージュ

 ・・・略

 実際、金融機関においても、企業の借入に際して、経営計画と、その結果の実現が強く求められてきました。
ところが多くの企業が、激変する経済環境の中で、当初の計画を期中に修正せざるを得ず、結果としてこのことが金融機関から見 たときに、当該企業の経営計画の信頼性を疑わせることになり、結果として金融機関から一方的な資金の引き上げ、いわゆる「貸 し剥がし」が行われたりもしてきました。
要するに、激変する社会の中においては、計画性そのものが実は役に立たなかったりするわけです。

 これに対し「ブリコラージュ」は、計画性そのものを否定します。
いまこの瞬間にあるすべての経営資源を寄せ集めた中で、この瞬間にできる最良の選択を重ねることを、より重視するわけです。

 歴史を振り返ると、人々は農耕生活からはじまり、工業化へと向かいました。
工業化は、いわば人々の手足を機会に代替させたものです。
次に起こったのが商業革命で、物作りそのものよりも、その物をいかに有効に動かすかによって巨万の富を生むといった時代とな りました。
あるいは儲かる会社に投資をすることで、投資金融がたいへんな利益を得る世の中になりました。
これは筋肉よりも、その筋肉をいかに有効に使うかという脳や神経の働きに社会の中心が移ったことを意味します。
そして社会がさらに発展して、情報化が進んでくると、脳や神経の働きに相当する業務は、今度はコンピューターが人間よりもは るかに安いコストで、しかも正確に代替するようになります。

 農耕から工業化、商業化の流れの中にあっては、構造主義的な計画経済がものを言いました。
ところが情報化社会の中にあっては、計画よりもはるかに早いスピードで社会が加速度的に変化します。
そうなると、計画経済に代わるものが求められてくるわけです。

 すでにブリコラージュ社会ははじまっています。
典型的なものがスマホで、シェル型携帯が主流だった時代に、シェル型携帯電話機の生産販売計画を、どれだけ綿密に立てたとし ても、市場がスマホに変わった時点で、すべての計画は水の泡になってしまいました。

 つまり美意識による新たなマーケットの創造が、結果として市場に極めて大きなインパクトを持つようになったわけです。
他にもAmazonやグーグルの成功があります。
直感的に人々が欲しがるもの、人々のニーズを寄せ集めてブリコラージュしたものが、Amazonです。
 グーグルもまた同じです。

 良いものを、寄せ集めて、そこからさらに新しい価値を創造していく。
「いまある最高を寄せ集めて試行錯誤を繰り返す結果」が、新しい価値となるのです。・・・以下略


  劣化した日本の経済界のお偉いさんたちがこうしたことに気が付いてもう一度素晴らしい企業に再生して貰いたいものです。 


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