第5308回の「マルナカに決定」で総連本部ビルの売却をマルナカに決定したことで総連が騒いでいるが、どうもマルナカのバックのイオンとのヤラセじゃないかと書きました。
ここに来て、産経新聞が地裁の売却決定を評価する記事を載せました。つまりは、総連の怒りは思惑が外れたことで本当にあわてていると書きました。
MSN産経ニュースより 2014.4.5
【桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸】
日朝協議で“脅し”も時遅し? 総連本部競売「負の循環」断ち切る司法判断、プロたちの本懐
東京都千代田区の朝鮮総連中央本部(魚眼レンズ使用)
1年4カ月ぶりに再開した日朝局長級協議で北朝鮮側は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)本部競売問題を突き付けた。明け渡しを求める業者への売却を認 めた地裁決定がいかに北朝鮮に「不都合」だったかが分かる。競売問題は、手続きを骨抜きにするような入札が繰り返され、朝鮮総連が本部に居座る事態に直面 していた。その「負の循環」に挑み、司法の独立性の下、適正執行を取り戻そうとしたプロたちの“本懐”がそこにあった。
「無慈悲に懲罰」北朝鮮は徹底抗戦の構え
「実務的な法律上の問題ではない。解決しなければ、朝日関係の進展自体、不要なものとなる」
北京で日朝協議を終えた北朝鮮代表の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使は1日、朝鮮総連本部競売問題について記者団にこう語気を強めた。本部の取り扱いが日朝関係を決定づける「基礎的な問題だ」との認識も示した。
3月30、31両日の協議では「朝日関係に大きな影響を与える」と、競売問題の政治的決着を迫る北朝鮮側に対して、日本側は「司法判断であり、政治の介入はあり得ない」と冷静に切り返した。
これに先立ち、北朝鮮は、高松市の不動産投資会社「マルナカホールディングス」への売却を許可した今回の東京地裁の決定を「黒幕の中で繰り広げられた類のない欺瞞(ぎまん)劇だ」と激しく非難する談話を発表していた。
談話は、朝鮮総連本部を「民族の貴重な遺産と宝」に例えた上で、「日本当局が司法機関をそそのかして強奪しようとするなら、われわれも、千万軍民の判決で無慈悲に懲罰を下す」と脅しつけた。
競売問題に関して、安倍晋三政権は「司法判断に任せ、外交カードにはしない」との姿勢を示していた。だが、朝鮮総連を自国の重要拠点とみる北朝鮮が政治 決着を迫り、拉致事件の再調査などを取引材料にして揺さぶりをかけてくることは自明だった。日朝協議前に司法判断が示されず、3回目の入札にもつれ込んで いれば、介入の口実を与えかねなかった。
その点からいえば、地裁の開札やり直し決定は、司法の独自判断を示す上で、絶妙かつギリギリのタイミングで出されたといえる。日朝協議の道筋が決まった 後で、本部明け渡しの可能性のある決定がなされていたなら「政治的介入があった」と揚げ足を取られる恐れもあったからだ。
“時間稼ぎ”生んだ競売の落とし穴
地裁の開札やり直し決定は、関係者を一様に驚かせた。2回目の入札で、モンゴル企業「アヴァール・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー」の落札が書 類不備で無効が確定した時点で「3回目の入札にもつれ込むだろう」との見方が支配的だった。1回目も約45億円で落札した宗教法人の最福寺が資金調達でき ずに断念した経緯があっただけに徒労感も広がっていた。
債務者の朝鮮総連も直前まで、幹部らが「うまくいく」と語っていただけに、青天の霹靂(へきれき)だったようだ。「明け渡し」を求めるマルナカによる 落札と前後して、テレビ各局記者を本部内に招いて、繰り返し決定の不当性を訴えるという異例のメディア攻勢に出たことからみても、慌てぶりがうかがえる。…中略
司法の独立性もない国家に対し、地裁が「司法の独立性」の範を見せつけたともいえよう。
指摘しておくが、本部を明け渡させるために、地裁が今回の決定をしたわけではない。地裁の売却決定理由からは、公正性に照らし、厳格な法執行と入札者の権利保護の観点から、過去の判例と格闘し、悩み抜いた跡がにじむ。
こと裁判所職員には、慣例に固執し、杓子(しゃくし)定規というイメージがつきまとう。だが、今回、慣例にとらわれ、「どうせずるずる不毛な入札が繰り 返されるんだろう」とただ徒労感に身を任せていたのは、われわれ部外者の方だったかもしれない。それだけ常識にとらわれず、目が覚めるような見事な“大岡 裁き”ぶりだった。
法廷以外で、裁判官や執行官の声を聞くのはまれだ。だが、そこには、頑固なまでに公正性に向き合い、黙々とやるべき“仕事”をこなす人たちがいた。
今回の決定の裏に、「負の循環」に陥りかねない現実から目をそらすことなく、果敢に立ち向かった司法のプロたちの“本懐”を見る思いがした。(外信部記者)
地裁の決定は評価できそうですが、これでマルナカがどう出るかが問題ですね。私の素人考えでは、これはマルナカの後ろのイオンと中国と粛清された北 朝鮮のNo.2の張成沢氏が殺される前に入札の2社のどちらへ落ちても大丈夫なように仕組んでいたのじゃないかと思います。
何で、そこまでイオンを疑うのかと言えば、何といっても、あのうやむやになっている第186回の「イオンは何故叩かれない」などで書いた中国米の問題など、兎に角、中国と組んで、日本人がどうなろうとかまわないというあの悪度さを思うからです。
そのうえ、今度は韓国産の梨まで輸入するそうです。この期に及んでこんなことを平気でする企業が、あの総連ビルの売却に絡んでいないとは到底思えません。
聯合ニュースより 2014/04/03
韓国農協 イオン通じ新高梨を初めて日本に輸出
【世宗聯合ニュース】韓国農協中央会は3日、日本の流通大手イオングループを通じて、新高梨を日本に初めて輸出するのに成功したと発表した。
今回輸出される新高梨は日本の消費者に人気のある中・小型のもの。同日船積みされ、来週からイオングループで販売される予定だ。
新高梨の輸出は、1月に農協中央会とイオングループが韓国農産物の販売で協力することに合意してから出した初めての成果となる。
農協側は今回の輸出を機にキャベツ、メロン、ズッキーニなどの日本への輸出を推進し、香港にあるイオングループの売り場にパパイヤメロンを供給する計画だ。
農協中央会の李相旭(イ・サンウク)農業経済代表理事は「今後は品目を多様化するほか新規輸出品目を開発し、イオングループとの取り引きを拡大する計画」とした上で、成果を基に今年の農協の輸出目標である4億ドル(約417億円)を達成すると抱負を述べた。
こんなものを我が家の近くのマルナカに並べられたって買う気はないですが、田舎はそんなに沢山の店があるわけじゃないので選択肢が無くなってしまう恐れがあるのが怖いですね。
いずれにしても、これからどう動くのか日本中が注視していかなくてはならないでしょう。きちんとあのビルを公開して調査した後で、解体して新しいビル を建てて販売するところまで実際に行われて初めて、ああ、やはり、私の単なる邪推だったとなればそれで良しとしましょう。
さて、どうなることやら!
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