▽怪物くん(2011年 日本)
小学生のとき、少年画報で『怪物くん』は連載されてた。
付録に怪物くんだけを載せた冊子があったような気もするけど、
おもいちがいかもしれない。
当時のぼくは、藤子不二雄がコンビを組んだ漫画家だってことは知ってたけど、
のちに藤子・F・不二雄と藤子不二雄Aに分かれることになるなんて夢にもおもわずにいた。
それどころか、作品によって筆致が変わるのはわかってただけど、
それがどちらの筆によるものかなんて、まるで知らなかった。
コンビが解消されたとき、ぼくはとっくに社会人になってたから、
あれ~いつのまに、って感じだった。
だからあらためて『怪物くん』の漫画をおもいだして、
「そうか、あの絵は藤子不二雄Aだよな~」
っておもったくらいだ。
藤子不二雄Aの作品の中で、ぼくが愉しだのは『まんが道』と『少年時代』だけど、
実をいえば、
月刊誌『少年』だったかの付録に『まんがの描き方』だったかいうのがあって、
これが実は大好きだった。
今でも実家のどこかにあるはずなんだけど、物語の作り方が完結にまとめられてた。
当時アニメ版の『怪物くん』はとっても印象が深くて、
もちろん、主題歌も忘れてない。
そんな『怪物くん』が映画になってる。
ふ~んっていう感慨が湧いた。