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K-19

2014年04月23日 19時23分43秒 | 洋画2002年

 ◇K-19(K-19 The Widowmaker 2002年 アメリカ)

 原子炉の冷却水漏れを食い止めるために、

 果敢に立ち向かう男たちという構図は、

 この先、いろんな映画で描かれていくんだろうけど、

 それが原子力潜水艦の事故となると、

 密閉性が高い分、サスペンス度は増す。

 キャサリン・ビグローはそういうところがよくわかっている。

 演出力は大変なもので、

 緊迫感を生み出す方式をきっちりと把握してる。

 ちなみに、

 ハリソン・フォードとリーアム・ニーソンには、

 共にアイリッシュの血が流れている。

 このふたりがロシア人を演じるのは、

 なんとなく印象としてしっくりくることはくるんだけど、

 英語のわからないぼくは、

 リーアム・ニーソンのアイリッシュ訛りもわからず、

 さらにロシア語めいた英語で話してる感覚もよくわからない。

 こういうところ、映画のすべてを愉しめないのが辛いね。

 ただ、まあ、

 ハリソン・フォードは製作総指揮を兼ねているんだけど、

 自分が最後には英雄になるとはいえ、

 全編をとおして敵役のような扱いになっちゃう脚本を、

 よく承認したな~っていう気もする。

 実話が基になってるし、あまりいじれなかったんだろうけど、

 それでも、

 こういうふうに自分の立場よりも作品を重視する姿勢は、

 とってもいい。

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