◇のぼうの城(2012年 日本)
オリジナルの尺は240分だそうな。
観てみたい気もするけど、どんな場面がカットされてるんだろね。
まあ、東国無双の美人として知られる甲斐姫のくだりについては、
のちに大坂城に入って秀吉の側室になるわけで、
さらにいうと、
のぼう殿こと成田長親は忍城攻めの際はすでに45歳になっているわけで、
もっといえば、
当主だった氏長は当時42歳で、
そういうことからいうと、
長親と甲斐姫はとてもじゃないけど、恋愛関係にはなれない。
だって、甲斐姫は当時、芳紀まさに18歳なんだもん。
ま、そんな歴史的な事実はどうでもよくて、
物語は、その描かれた物語を愉しめばそれでいい。
ただ、なんていうのか、長親の身を挺した狂言がクライマックスで、
それに励まされた家臣どもが、
最後の賭けに出るっていうのが佳境なんだけど、
もうすこし派手なアクションを起こしてほしかった気もちょっとする。
まあ、ないものねだりなんだろうけど。
それと、
CGは、この頃の邦画はほんとに頑張ってて、
これについては、それなりに愉しめた。
そんな感じかな~。
ちなみに、
甲斐姫はいろんなところで小説のネタになってて、
その分、この作品ではヒロインになってるんだけど、
これから先もいろんな人が書いていくんだろね。
ま、いろんな甲斐姫がいていいとおもうな。