△ベガスの恋に勝つルール(2008年 アメリカ 99分)
原題 What Happens in Vegas...
staff 監督/トム・ヴォーン 脚本/デイナ・フォックス
撮影/マシュー・F・レオネッティ 美術/スチュアート・ワーツェル
衣裳デザイン/ルネ・アーリック・カルファス 音楽/クリストフ・ベック
cast キャメロン・ディアス アシュトン・カッチャー ロブ・コードリー デニス・ミラー
△強制結婚の結末
発想としてはありだ。
酔った勢いの結婚の瞬間、偶然手に入れた300万ドル。
これを確実に自分たちのものにするためには、
半年間の結婚生活を送り、その上で離婚しなければならない。
そうすれば自分たちは山分けできるし、
結婚生活に失敗すれば弁護士に持っていかれる。
で、相容れないふたりが新婚生活を始めるというものだが、
喜劇の結末はもちろん最初から見えている。
だから、途中からもうどうでもよくなってきて、
作劇の悪乗りぶりに溜め息をつきかねない羽目になるんだけど、
まあなんていうのか、
キャメロン・ディアスの妙に色気にあるおばかキャラは、
それが地なのかあるいは演技なのかわからないけど、
いかにもヤンキーのいかれぽんちのセックス大好き娘の役が、
これほどぴったりしちゃう女優もめずらしいかもしれない。
貴重といえば貴重なんだろうけど、一歩まちがうとおもいきり滑る。
で、滑った。