◇ファンボーイズ(2008年 アメリカ 90分)
原題 Fanboys
staff 監督/カイル・ニューマン 原案/アーネスト・クライン、ダン・ピューリック
脚本/アーネスト・クライン、アダム・F・ゴールドバーグ
製作/ケビン・スペイシー、エヴァン・アストロウスキー、デイナ・ブルネッティ
撮影/ルーカス・エトリン 美術/コリー・ロレンゼン 音楽/マーク・マザーズバー
cast ジェイ・バルチェル ダン・フォグラー サム・ハティントン クリス・マークエット
◇カメオの豪華さ
1998年、待望の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』封切り直前。
この超くだらない物語が展開されるんだけど、
スターウォーズきちがいのファンたちが、
末期がんの友達に『ファントム・メナス』を見せようと、
スカイウォーカーランチへ泥棒に入るという気持ちは、
わからないでもない。
でも、およそ日本では考えられないような物語で、
まあ、そもそも日本には『スター・ウォーズ』や『スター・トレック』みたいな映画はないし、
はなから存在しようもない筋立てではあるんだけどね。
なんにしても、くだらないことおびただしい内容ではあった。
ところが、こういう映画をほんとに作っちゃうところがアメリカの素敵なところで、
なんといっても、この主題に乗ってくれてる大物俳優たちがいることが、うらやましい。
レイア・オーガナ役だったキャリー・フィッシャーが女医の役を、
ランド・カルリジアン役だったビリー・ディー・ウィリアムズが判事の役を、
ダース・モール役だったレイ・パークがスカイウォーカーランチの警備員の役を、
それぞれ演じてくれるなんざ、ちょいと凄い。
それに加えて『スター・トレック』のジェームズ・T・カーク役だった、
ウィリアム・シャトナーが本人であるウィリアム・シャトナー役を、
それも悪人であるという設定で演じてくれるなんてのは、かなり凄い。
ハリウッドがうらやましいわ。