◇幸せのレシピ(2007年 アメリカ 104分)
原題 No Reservations
監督 スコット・ヒックス
◇『マーサの幸せレシピ』のリメイク
21世紀になってからハリウッドはなんだかリメイクが多くなったような気がするんだけど、そんなことないのかな?
舞台がハンブルクからマンハッタンに移っただけで、これといって代わり映えのしない作品にはなっちゃったんだけど、もともとぼくはこのオリジナルが好きだから、どうしても見ちゃう。ま、それに手堅く作ってる印象だ。マルティナ・ゲデックの役はキャサリン・ゼタ=ジョーンズになった分、なんとなく華やかになった。とはいえ、その分、うそっぽい印象も受けたりする。男役は、セルジオ・カステリットからアーロン・エッカートと完全に若返り、小生意気な若造にベテランの女シェフが腕前ではなく男女の恋がらみとしてたじたじするという雰囲気に変わったため、これはこれでよかったんじゃないかって気もする。
ま、おだやかな映画に仕上がってるな~って感じかしら。