◇未来よ こんにちは(2016年 フランス、ドイツ 102分)
原題 L'Avenir
英題 Things to Come
監督・脚本 ミア・ハンセン=ラヴ
出演 イザベル・ユペール、エディット・スコブ、ロマン・コリンカ
◇40過ぎた女は生ごみと同じよ
ぼくがいってるんじゃない。
イザベル・ユペールの台詞だ。
でもその生ごみにだって未来(L'Avenir)はあるのだっていう話なんだけど、まあ、夫に愛人ができていきなり別れてくれといわれようと、かつての教え子が妙に接近してきて甘い恋が始まるかとおもいきや自分は本命じゃなかったということをおもいしらされようと、孫ができたことで娘がメランコリックになってしまおうと、息子が巣立っていってしまおうと、それでもふつうに未来はやってくるものだ。でも、やっぱりフランスでも夫は粗大ごみなのね。外に出されちゃうんだね。
それはさておき、イザベル・ユペールの役は高校の哲学教師で、本も出してたりする。なるほど、サガンか。ってことから、この邦題になるわけね。