◎エンド・オブ・キングダム(2016年 アメリカ 99分)
原題 London Has Fallen
監督 ババク・ナジャフィ
出演 メリッサ・レオ、ラダ・ミッチェル、アンジェラ・バセット、シャーロット・ライリー
◎ホワイトハウス襲撃の2年後
それにしても各国の首脳ががんがんと殺されちゃってるんだけど、この後の世界はいったいどんな情勢になっていくんだろう?とかいう疑問はこの際あんまり考えちゃいけないのかもしれない。ただ、前作の『エンド・オブ・ホワイトハウス』の出来が恐ろしいほどよかったからどうしてもこちらは見劣りする。まあ、ジェラルド・バトラーの代表作になってるのはまちがいないし、このままシリーズになっていくんだろうけれど。
そんなことより、どうしてビッグベンに籠もって戦わなかったんだろうっておもうんだよね。英国首相じゃないから国会議事堂を砦にするわけにはいかないのかしらね?まあ物語の都合上、ヘリを落とされ、チェリングクロス駅から大使館まで移動って展開にしないと大統領アーロン・エッカートを誘拐できないし、副大統領に出世したモーガン・フリーマンも見せ場ができないものね。いやしかしアロン・モニ・アブトゥブール演じるところの「疾病よりも多くの人間を殺した男」とかってパキスタンのテロリスト、すごい渾名を考えつくものだな。