◎ハドソン川の奇跡(2016年 アメリカ 96分)
原題 Sully
監督 クリント・イーストウッド
出演 トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー、アン・キューザック、ヴァレリー・マハフェイ
◎2009年1月15日、ハドソン川不時着
この事件はよく憶えてる。ニュースが流れたとき、直感したことも憶えてる。あ~ハリウッドで映画になるな~と。で、実際、それからまもなく映画化の噂が流れた。そのときは、ハリソン・フォードがこのタイトルにもなっているUSエアウェイズ1549便の機長チェズレイ・サレンバーガー三世(Chesley Burnett "Sully" Sullenberger III)を演じるとか伝えられてた。でもしばらく映画化はされずにいた。ま、そんなこともあって、この映画を観たんだけどね。なるほど、こういう展開かと妙に感心しちゃった。
それにしてもイーストウッドは凄いな。サレンバーガーの判断が適切であったかどうかっていう裁判劇にしちゃうんだから。たしかにこちらの方が事件そのものの概要もよくわかるし、登場人物たちがあらためて自分を見つめ直すところも描いていける。すごいな、イーストウッド。
(以下、二度目)
いや、ほんと、ありきたりな不時着水の物語になってなくてほんとによかった。でも、邦題はまちがった印象を与えかねないね。よくないな。問題は鳥との衝突によって左エンジンが完全に破壊されたかどうかで、特殊メイク鼻のトム・ハンクスはよくやってる。