Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fisheye53. 簡適安

2022年01月16日 | diving

 

 映像編集も3分程度ならば、難なく編集できるようになった。やはりiMoveの操作の良さがある。

 ただこのままでは色気がなさ過ぎるので、もう少し全体の編集技法を覚えようと思う。といって、それはYouTube上で勉強するだけだから、簡単・適切・安易。「簡適安」という熟語ができそうだ。

 水中の撮影は、カメラを固定し魚の動きを捉えるのが基本だということは私も理解している。特にマクロ撮影などは、このように撮影すれば良いのだろう。私などは泳ぎながらの撮影だから、ダイナミックといえば聞こえは良いが、見にくいところもある。まあ、撮っちまったものは変更できないさ(*^▽^*)。

 動画は時間の経過という新しい概念が加わる。そうなると時間の一瞬を固定させる静止画の役割も理解できるのだろう。まあ屁理屈ですが・・。

 トップ画像は水玉サンゴ。この中をさがすと1cm以下の小さな透明のエビ、バブルコーラルシュリンプ(英名)がいる。私も過去に撮影しブログにアップさせたことがある。今回は、いたとしても魚眼レンズでは撮れそうもないので諦めているが、実は動画でも最後あたりに青い足が見えている。

 そうなるとマクロ撮影にニコンW300を使う2台持ちでダイビング。小さな機材で助かっている。

KARAMA BLUE 6ND

 

沖縄県慶良間諸島

Gopro7+水中ハウジング+魚眼レンズ

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Fisheye52. 映像編集

2022年01月15日 | diving

 

 海外へ出られない。だからフィールドワークもない。そうなると撮影機材も手持ち無沙汰。機材の虫干しをしておかないと・・。ならばいっそiPhon13proで良いではないと言われれば、その通りである。

 つまり時代が変わった。これまで複雑な操作や撮影方法を勉強し、ようやく意図した画像が撮れるようになった。だか、いまはそんな勉強は不要。感性を働かせ映像として撮影され編集されていればよい。

 その映像が便利であり、1分ぐらい機材を回しておけば何か撮れている。後は編集でカットし、つなぎ合わせ、少しお洒落な演出と音楽をつけておけばいいじゃん、なのである。

 その音源は、著作権フリーでないとYouTubeは、アップ映像を受けつけない。もちろんこちらは無料で使うわけだが。Macだとcommandキーとクリックで大体の音源はダウンロードできるが、できないサイトもあるのには泣かされる。音楽家の気質として、アップをやめたとか、設定違いというのは、よくありそうだ。つまり面倒くさいことは後回し、というのも音楽関係者の気分なのかもしれない。

 次第にiMoveの映像編集になれると、静止画を扱う位の手間で制作できる。ただし公開するのに、自分でサーバーを所有しないかぎり、YouTubeを使うぐらいしかなく媒体が限られてくるのは悩ましい。

 動画の方が発信する情報量が多いので、しばらくこちらの方が便利になりそうだ。

KERAMA BLUE5

 

沖縄県慶良間諸島

Gppro7+水中ハウジング+INON魚眼レンズ

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Fisheye51. 静止画から動画へ

2022年01月14日 | diving

 

 昨年11月のダイビングでは、全て動画で撮影しようと考えていた。Goproは動画用に使われることが多いし、テレビの放映で、私達が目にすることもある。それにiPhoneに容易に画像を転送できるのも便利だ。

同じ水中機材のニコンW300はマクロ撮影に便利だ。2台持ちでダイビングに出かけた。ところが水中で動作しない。多分ボタンがグローブをはめた手ではボタンが押しにくいのだろう。それにiPhoneに転送できたためしがない。

こんなことがあると撮影機材メーカーの信頼性を疑う。多分フォーマットを書き換えるだけで済むと思うけど。

そんなこともあり、これまでのデジタル機材への関心が急速に薄れてゆく。薄れてゆくというのは、さわる気分すらないという事。

それに変わるのがiPhone。いもポケットに入れておいてかさばらない・これが一番重要な仕様だ。撮影機会は、いつも突然訪れる。そんなときにリュックを下ろして、自慢の高画質機材で・・、あらっレンズ交換だ、なんてやっているうちに被写体は逃げてゆく。つまり撮れない。

iPhone13proは3本のレンズがついているが、一々レンズ設定を変えるる必要がない。画面をスワイプするだけだ。その便利さはデジタル一眼レフを凌駕している。

精々動画撮影用にSONYα7S3に映像用の28-135mm/F4レンズぐらいは調達しようと考えているが、半導体不足でボディが入手できない。であればGoproしiPhone13proで良いか・・・、となる。

私のような意識を持つ人間が増えると、カメラメーカーは危機ですよ。既に危機の最中にいるだろうけど・・・・。

 

KERAMA BLUE4

 

沖縄県慶良間諸島

Gopro7+水中ハウジング+魚眼レンズ

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Fisheye50. V-Log2.

2022年01月13日 | diving

 

 このブログでは、V-Logといいつつテキストと静止画を併用している。完全にV-Logスタイルもあるが、それではYouTubeでは次の画像で他人の動画が入り込むシステムは、オリジナリティを欠くようで私には今一の感がある。もう少し個人ライブラリーが増えないとね。

 若い人達が動画に走るぐらいだから、多分操作系は簡単なんだろう。つまり操作を勉強するよりも感性を働かせる方が最適だとする考え方は、iMoveを操作していると実感する。つまり簡単な操作で映像ができる。

 かってのように一眼レフの操作に習熟し、撮影方法を勉強し、などというのは既に歴史の話だ。コンピュータがあるのだから操作は簡単でよい。

 例えばGoproをみると、撮影のシャッターボタンぐらいが目立つ。その代わりボディはすこぶる小さく画像は綺麗だ。操作を覚えるよりも感性とアイデアを働かせて撮ろうというわけだ。それは日本の機材メーカーが全く見落としていた視点だ。

 時折価格.comのカメラコーナーをのぞくと、技術はあるが作品を発表したことがないハイアマチュアと、ビギナーとが会話をするコメント欄がある。操作方法の勉強なのだろう。そしてビギナーの最後の言葉が・・、「ハハァッ!、恐れ入りました。操作の経験を積んで勉強します!!!」だって。そんな会話をみると私は吹き出してしまう。すでに機材仕様は、操作から感性表現へ変わっているから、私は操作なんか勉強しなくてよいと思うけど・・・。

 iPhone13proの撮影モードを触っていて感激した。つまり3つのズームレンズがついているのだが、一々レンズを切り替える必要がない。画面をスクイズするとシームレスに視覚が変わる。日本の機材メーカーには、なかった操作だ。

 つまり感性表現に時間を割きたい。それが現代人の気分なのだろう。静止画よりも動画に関心が移行しているから、この先ブログの書き方も変わるだろう。

マイムービー 3

 

沖縄県慶良間諸島、Gopro7

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Fisheye49. V-Log

2022年01月12日 | diving

 

 昨年11月、そして12月に今シーズン最後のダイビングに出かけた。

 この時期の関心事は水温。24°以上あれば潜れそうだし、それ以下だとドライスーツの着用になる。私はドライスーツの講習は受けたが、スーツを揃える気分は希薄だ。やはり内側に水が浸入するから動作がよほど緩慢でないと着こなすのが難しいだろう。

 むしろ冬の3ヶ月ぐらいは体力維持に努めよう。それに冬は、光が弱いため水中が暗い事が多い。暗ければ、撮影意欲は希薄。

 このときのダイビングで意識したのが動画撮影だった。幸いGprpoの画像が綺麗なので試みた。基本は静止画撮影と大差ないが、瞬間を狙うわけではないので、このあたりに面白そうな魚が登場しそうだと目検討をつけて撮影するから、もちろん外れもある。

 そんなことをしていると撮影データが大量に貯まる。貯まれば動画を見ながら選別をしてゆく。そして動画全体のおおよその構成を考えながら、1本の動画にまとめ上げてゆく。

 そして音楽の選択だ。もちろん著作権フリーの音源でないと、アップ先のYou tubeは受けつけない。その音源が結構膨大にあり、私のフィーリングに適う曲を探すのが結構面倒だ。これも慣れれば、そのうち容易に見つかるだろうとイージーに処理するほかない。

 そんなわけで妥協の産物で動画ができた。それでも30秒の動画に3時間はかかるという効率の悪いV-Logだ。

 いまテキストと静止画によるブログも、動画主体のV-logの時代になりつつある。そんなトレンドを射程におき、本ブログも一応V-log対応ではある。そんなわけで動画リンクを以下にはっておいた。

 さて動画に登場するダイバーは、南米エクアドルから昨年10月にやってきた日本人。話を聞くと入国まで自宅待機期間が2週間あり、毎日保健所(検疫所?)から電話がかかってくる。とはいっても、お風呂に入ってましたとか、寝ていましたと言えば、済むので緩やかな隔離だと言っていた。もちろん外出せざるを得ない用事もあるしね。

 

沖縄県慶良間諸島、ドラゴンレディ、アイダー、Gopro7+水中ハウジング

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ドローイング570. 小説:小樽の翆498.幕間

2022年01月11日 | Sensual novel

 

 私のブログのカテゴリーをクリックすると、これに関連したブログだけを抽出してくれる。これは便利な機能だと個人的に気に入っている。といって利用したビジターは少ないと思われるが・・・。

 ブログを書く以上、過去ログを参照している。特に小説:小樽の翠シリーズでは、数多くの登場人物の名前や存在自体を忘れてしまうことがある。だから私自身は、このカテゴリーを用いて過去ログを検索している。そうしていると執筆素材を思いついたりする。

 官能小説というのも、堅苦しくなりがちなブログに息抜きさ。どう書いたって人間のストーリー、すなわちHi-storyに変わりはない。筆が滑ってイラストにきわどい表現を描いて、ブログ管理者から2度「公序良俗違反」と指摘され掲載を止められたこともある。お月見団子みたいに重ねちゃアカンのか・・。

  毎週裸婦のクロッキーなんか描いていると、恋をしようがセックスをしようが、そんなのは、私にはみんな等価に見えてくる。セックスだけ特殊視する公序良俗というのは、どういう感覚なのだろうか。そんなルールを設けているから、少子化社会になっちまったと私は思うけど・・・。

 官能小説仕立てにしたのも、世の中の一般的なライフスタイルに従っていたら小説にはならない。つまり年頃で結婚し、出産し、子育てをして、年老いて・・・、といったライフスタイルである。それに雇用機会均等法も加わり、一般に晩婚化している。

 ところで晩婚があれば超早婚だってあるだろうというのが、私の執筆のスタンスだ。つまりライフスタイルはもっと多様であってよいというのが、筆者の言わんとするところだ。

 まあ男と女がいる、それが一緒に経験や暮らしを始めるところから、世の中の小説の原型ができてゆく、ということに変わりはないが。

 明日からは、昨年出かけたダイビングの画像をアップさせよう。

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番外編525. 新型コロナウィルスNO23.(New coronavirus NO23.)

2022年01月10日 | analysis

 

 オミクロン株が流行している。日本と類似性ある国、フィリピンと比較しながら見てゆこう。フィリピンは人口1.1億、そしてアジアの島国、ワクチン接種開始時期が日本2月、フィリピン3月と近似、感染者数、感染者数のピーク時期など類似性も多い。

 

Omicron strains are in fashion. Let's compare it with the Philippines, a country similar to Japan. The Philippines has a population of 110 million, and is an island country in Asia. The vaccination start time is similar to that of February in Japan and March in the Philippines, and there are many similarities such as the number of infected people and the peak time of the number of infected people.

 

1.日本の感染状況とワクチン接種回数の関係性について

 図1は、1日の感染者数推移とワクチン接種回数累積値の推移を日本とフィリピンでみた2軸グラフである。オレンジ色は、1日の感染者数の経緯を見た。日本では、直近の1月に入って僅かに増加の片鱗が見えている。それはフィリピンにおいて、さらに顕著な傾向が見られる。オミクロン株流行の兆しがわかる。

 青色の線は、これまでのワクチン接種回数累積値である。日本では、NHK集計による総人口に占める2回接種者の割合は80%を越え、さらに3回接種が始まっている。フィリピンの接種回数は、日本の1/2だ。近年接種速度が日本と同様になっている。

 尚Oxfordの12月のデータは1/2程度が欠損値だが、それでも両国とも、オミクロン株流行の兆しをとらえている。

 

1. About the relationship between the infection situation in Japan and the number of vaccinations

Figure 1 is a two-axis graph of changes in the number of infected people per day and changes in the cumulative number of vaccinations in Japan and the Philippines. The orange color shows the history of the number of infected people per day. In Japan, a slight increase has been seen since the latest January. It is even more pronounced in the Philippines. There are signs of an Omicron strain epidemic.

The blue line is the cumulative number of vaccinations so far. In Japan, the ratio of double vaccinations to the total population according to NHK totals exceeds 80%, and three more vaccinations have begun. The number of inoculations in the Philippines is half that in Japan. In recent years, the inoculation rate has become similar to that in Japan.

Oxford's December data has a missing value of about 1/2, but both countries still catch signs of an epidemic of Omicron strains.

図1. 1日単位の感染者数とワクチン接種回数の推移

Figure 1. Changes in the number of infected people and the number of vaccinations on a daily basis

出典:厚生労働省:新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00254.html

 Oxford Univ.Our World in Data、https://ourworldindata.org/covid-vaccinations

 

 図2は、この前述の2指標の関係性をみるために相関係数を算出したものである。1月前半の値は、日本が0.90、フィリピンが0.50と顕著な正の相関となり、前述の感染拡大形を裏付けている。尚図では相関係数を、日本が半月毎、フィリピンが一ヶ月毎に算出している。オミクロン株による感染拡大傾向はどちらも類似している。

 

Figure 2 shows the calculation of the correlation coefficient in order to see the relationship between the two indicators mentioned above. The values ​​in the first half of January have a remarkable positive correlation with 0.90 in Japan and 0.50 in the Philippines, supporting the above-mentioned spread of infection. In the figure, the correlation coefficient is calculated semi-monthly for Japan and monthly for the Philippines. Both tendencies of infection with Omicron strains are similar.

図2. 月単位の感染者数とワクチン接種回数累積値の相関係数(左:日本、右:フィリピン)Figure 2. Correlation coefficient between the number of infected people on a monthly basis and the cumulative number of vaccinations (left: Japan, right: Philippines)

 

2.社会的免疫の獲得時期について

 図3でみればワクチン接種回数2回目の完了(100%接種)時期が、日本は2022年2月17日、フィリピンは2022年12月となる。3回目接種完了が、日本は6月17日、フィリピンは2023年以降となる。フィリピンの接種速度が早くなっているから、2022年内に2回目接種完了になるだろう。こうした統計常識として100%接種完了はあり得ないから、近似値で判断してよい。

 

2. When to acquire social immunity

Looking at Fig. 3, the second completion (100% vaccination) of vaccinations is February 17, 2022 in Japan and December 2022 in the Philippines. The third inoculation will be completed on June 17th in Japan and after 2023 in the Philippines. Due to the faster inoculation rate in the Philippines, the second inoculation will be completed by 2022. As such statistical common sense, 100% inoculation cannot be completed, so it may be judged by an approximate value.

 

図3.現時点での感染収束時期の予測結果

Figure 3. Predicted results of infection convergence time at present

 

3.まとめ

 最近、エビデンス(evidence)という言葉がメディアで流行っている。エビデンスとは論拠の事である。感染報道も論拠の提示なく報道されているため、様々な憶測を生みやすい。このブログでは、エビデンスを定量的なデータベースと定義している。定量的とは数値で語れる事である。私はパンデミックの場合において、数値で語る必要性を、このブログで実践してきた。数値データなき諸説は、憶測や妄想、あるいは迷信であると断言しておく。それにしても現代人が、これほどエビデンスに欠落しているとは予想だにしなかった。

 さていつフィリピンのフィールドワークにゆけるか?。私は、フィリピンは観光立国だからビザ無し渡航が比較的早い時期に訪れると予想している。ただしオミクロン株が収束し、次の新種ウィルスが登場しない限りだが。それで世界のパンデミックは終わりとなるだろう。

 

3. Summary

Recently, the word evidence has become popular in the media. Evidence is a rationale. Infection reports are also reported without any rationale, so it is easy to generate various speculations. This blog defines evidence as a quantitative database. Quantitative means being able to talk numerically. I've put into practice the need to speak numerically in this blog in the case of a pandemic. I assert that theories without numerical data are speculations, delusions, or superstitions. Even so, I didn't expect modern people to be so lacking in evidence.

Can you go to fieldwork in the Philippines? I expect that visa-free travel will come relatively early, as the Philippines is a tourism-oriented country. When the Omicron strain converges, the world's pandemic will end, unless the next new virus emerges.

 

撮影データ

京都市内:NikonDf,28-300mm/F3.5-5.6

ISO6400,焦点距離28mm,露出補正0,f/5.6,1/8 

Shooting data

Kyoto City: Nikon Df, 28-300mm / F3.5-5.6

ISO6400, focal length 28mm, exposure compensation 0, f / 5.6, 1/8

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ドローイング569. 小説:小樽の翆497.方程式

2022年01月09日 | Sensual novel

 

 今日は、翠の実家、つまりパパのアトリエ、そして翠の子供のマサヒロ君と一緒に駅前でお腹の下ごしらえをして、新年最初のクロッキー教室に出かけた。

 さばけたモデルさんで、赤い傘とリボンとかいろんなグッズをもって登場した。描くのが難しいから、あまりいらないんだけどなぁー・・、そう思っいつつ、モデルさん任せで描いていた。

 じゃあ今度はこんなので・・・。

「どうせ描くのは10分ポーズだからね・・」

見上げるとショートパンツを少し下ろしたポーズかぁー。

でも、描いているとどこか色っぽいと思うのは男の感性か・・・。

確かに、隠すことで色気は増大させる方程式があるようだが・・・。

つまり人間にイマジネーションを喚起させる仕掛けといったらよいか。

まあこれは相手が絵のモデルさんとか、つまり他人だから成りたつ方程式だろう。

といってこんな場面で女の心理は、「こういうポーズが男の人は好きなのよ」ぐらいの認識しかないのだろう。

隠すことで色気は倍増する、それが世の中の方程式だが、そうかなぁー・・・、といつも疑問に思う。

例えば足の大腿骨回りのボリューム感や大臀筋とのつながりとか、腕に抱き寄せいたときの腕の中のボリューム感とかフォルム、それが色気を特定の人に感じさせると思うけどなぁー。

つまり絵を描く人間は、スタイリングやボリュームが持つ心地良さにしびれていると思うから、世の中の方程式とは少し違うように思うけど・・・・。

そうこうしているうちに、21時にクロッキー教室が終わり、外にでると凜と冷えている。さて身支度してお家に帰りますか・・・。

外へ出るときは身支度をちゃんとする、というのが雪国の方程式だ。これは誰の場合にもあてはまる。

・・・

雪煙が道路沿いに走り抜ける小樽の町である。

 

 

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ドローイング568. 小説:小樽の翆496.真冬の最中

2022年01月08日 | Sensual novel

 

 翠は、正月出勤が続いてので正月明けに休みをとっている。遅く起きたので部屋は暖まっている。じゃあ翠の裸婦でも描こうか。

 夕べも激しく愛して寝てしまったボディを冷静な頭でデッサンするというのも、少し不思議な感覚で面白いのだが・・・。

「おんなって、いつまで体型を維持するんだろうね?」

翠「まあ太らなければ70歳までいけるかな。顔はいつも外気にされされているから老けるけど、身体は結構維持されるんだよ。まあオーラは出ないけどさ・・・」

「人間っていつまでセックスできるんだろう」

翠「程度問題かな。元気の良い種がある時、種はないが射精できるとき、射精も面倒くさくてたたない時・・・、つまり赤紙が来てご卒業ですって感じかな」

「女は更年期を過ぎたら?」

翠「更年期過ぎても性欲はあるんじゃない。自然妊娠しないからゴムはいらないし、やりやすいんじゃないかなぁー。そうだ、患者さんで子宮筋腫で子宮を摘出した40代の主婦がいたの。もう子供を3人も産んじゃったし、いらないやっててんで取っちゃったわけ。それで旦那さんが元気がないと、もう恋人を探して萌え狂っていたの。ややこしい不安がないし」

「それで、その後はどうなるの?」

翠「卵巣があるからホルモンは分泌するのよ。でね、もう旦那と別れて新しい恋人と一緒になるっていうのよ」

「でっ、一緒になった?」

翠「でも、別れる直前までいって、元のサやに納まった。主婦のバランス感覚かな。でも活き活きとしていたよ。やっぱ主婦も恋という栄養源がいるんだろうね」

「その栄養って1回あたえると、生涯持続するとか・・」

翠「いえてる。恋をした思い出が欲しいのよね」

そんな会話をして5分間のポーズを描きあげた。

さて次のポーズをいこうか・・・。

・・・

二重窓は曇っている。家の中は暖かい。

外は雪が家の前の空間を通り抜けるように吹雪いている。

小樽も真冬の最中に埋没している。

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ドローイング567. 小説:小樽の翆495. 知りすぎた少女

2022年01月07日 | Sensual novel

 

 小樽の冬、少し元気をだして郊外へ遠出する。もちろん雪の風景しかないが、冬のキリッとした寒さに身を引き締め、僅かの時間のスケッチに没頭する。といって長時間は無理なので、早々に街に戻り、小樽公園の地獄坂にさしかかる。そして小春が寄ってくる。

小春「だって叔父さんがスケッチしているのが中学校の窓から見えるじゃん」

そんなわけで、また小春につかまった。

小春「おじさん、他の女の人を抱きたくならないの?」

「オヨヨ!、いきなりそれですか!!!。とくに考えたこともない」

小春「ふぅーーん、そんなもんか」

「それじゃ、ご不満!?」

小春「私の友達が、飽きたから男を変えたいって相談があったの・・・」

「それで、どう答えたの?」

小春「私、だってユウ君に飽きたわけじゃないから、わかんないって答えた。女の人って飽きたら男の人を変えるんだぁー」

「そういう事でもないような・・・・」

小春「じゃあ、なんなの?」

「うーーーん」

小春「つまり小春は、小学6年の時にユウ君と初エッチしたじゃん。それでね、私はユウ君とズーーーと一緒でいいなと思っているし、それでユウ君は勉強に頑張っているから、これで、いいかなぁーって思っているの」

「ホウ!・・・」

小春「つまり小春は、沢山の男の人と経験したいわけじゃないのよーー」

「なるほど、一生に一人だけ彼氏がいれば十分よ!、というわけね

小春「そうよ!、だってセックスの時の快感だって、そんなに違うとは思えないしさ」

「つまり、セックスよりも一緒にすごして成長した時間が共有できれば、満足、というわけだ」

小春「それよ。いろんなことを一緒に考えて、という時間が一杯あることのホウがとっても大切だと、最近思った」

「今日もユウ君ち?」

小春「そうよ。今日は寒いからお鍋ね。でもユウ君が眠くなるからなぁーといってるけど。ガード下の八百屋さんで買い物しなきゃ・・・」

そういって小春と並んで坂道を下りていった。

小春のような知りすぎた少女から教えられる事があった。相性のよい男や女をとっかえひっかえ捜すなんていうのは、人間は宝探しじゃないのだから、面倒くさいしナンセンスだ。従ってお互いがフッと眼が合ってカップルになる、生涯の伴侶はそんな一人がいれば十分だ。それで結構幸せなんだ、と言うことを・・・。

・・・

日が暮れるたかどうかもわからないうちに街は暗くなってゆく。

今年は雪の降るのが早かった。

雪が降り続く小樽である。

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ドローイング566. 小説:小樽の翆494.シホさんの復活

2022年01月06日 | field work

 翠の夜勤の休息タイムに晃子さんとシホさんが1冊の大きな本を囲んで盛り上がっている。

シホ「『シーン24,アップで・・』といって撮影が始まるのよ」

翠「うわーーっ、これモロだよね」

晃子「すっごーーい、ヴァギナのアップじゃん」

シホ「これねぇー緊縛師さんが旨いのよ。だって女の身体って吊すとバランスをとるのが難しいのよ。ヴァギナと顔を、こう同じ位置にくるようにするわけ、そうしないとレンズの性格で、ピントが合わないんだって。だから緊縛しさんが、カメラから見て同じ位置にくるように、身体のバランスをとって縛ってくれるの」

晃子「緊縛師さんも、職人技だねぇー」

翠「そうよ、こんな格好いいポーズでバランスがとれるなんて、すっ、ごーーーい」

シホ「歳をとったおじいちゃんなんだけど、じゃセットしますといって優しく縛ってくれるの。それでつるされるとバンスがとれているわけ。職人技だわ」

翠「緊縛師かなぁー、日本の伝統芸だよねぇー」

晃子「そうよぉー、美しく縛るなんて、日本の技よねぇー」

シホ「でしょう、それで全国の男性が私のヴァギナをみて萌えると想像しちゃうのよ!」

晃子「それで・・・」

シホ「(*^▽^*)あそこが濡れてくるのよ。私も一寸興奮していたかなぁー。だって監督が『素晴らしい!』と褒めてくれたもん。そんなふうにして撮影した写真を見ていると、やっぱまたやろうって気分になるのよぉー」

晃子「こんな写真って女がピークでないと撮れないよねぇー」

シホ「そうなのよ。歳とったら撮れないじゃん。一番綺麗な時を全部残したいよねぇー」

翠「ほとんどの人は一番綺麗な時を、何にも記録しないで、歳老いるもんねぇー」

晃子「なんかもったいないなあ。一番綺麗な時は、残さないなんて。・・・・、いいなあシホさんの周りはプロがいて・・・」

翠「ウフフフよねぇーーー、きっと産婦人科の狸士爺も感激するかも」

晃子「狸爺はちゃんとシホさんの写真集を持ってんのよ。デスクの奥に入ってんだ」

翠「じゃあ、妊娠したら狸爺のとこなんかゆけないよねぇー」

シホ「そうよ、私股間にほくろがあるのよ。写真に写っているこれね。一寸意味ありげなところにあるでしょう。顔はメイクしているからわからなくても、股間のホクロでわかっちゃよ」

翠「そんなときの狸爺の表情をみたいなぁー、『ああっ、君でしたかぁー』なんていえないしねぇー」

晃子「いっそ思い切って狸爺の診察に行ったりして・・・」

シホ「いいなぁー、それって!、年寄りを困惑させるって面白いじゃん」

(*^▽^*)(*^▽^*)・・・・・

・・・

雪の小樽の深夜の熱い時間が過ぎてゆく。

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ドローイング565. 小説:小樽の翆493. 幸せの原動力

2022年01月05日 | Sensual novel

 

 正月も5日までくると、翠も日勤になった。

今日は、ようやく人並みに暮らせそうだ。といって冬の朝は、いつまでも布団に籠もっていたいのだが・・・。

そうしていると、布団に体の跡を残して翠は病院へ出かけてしまった。残されたアチキは味噌汁を温め直し親子丼でもつくろうか。そうこうしていると昼も近い。ならばレンタカーで遠出をしてスケッチ旅行に出かけよう。

下界のといっては、世界に対して失礼なのだが、それでも居心地の良い家暮らしをしていると、家の外はすべて下界感覚というのが雪国なのだが・・・。

その下界の山野を車で徘徊している。どこも雪ばかりだ。それじゃ単調な風景だ。雪のない丘にしてしまおう。その点で絵は自由に描けるから便利だ。画像では、そうはゆかない。

そんなことをしていると、日没の予感。こりゃ戻らなきゃ

だって雪国の夜は白い道しか見えないから、単調極まりない。時折鹿とか、運が良ければ熊とかに遭遇するかもしれない。

鹿といったってでかいのだよ。車にぶつかれば、こちらは大破だ。もちろん鹿は昇天してくれるが・・・。熊といったてってこれも重たい。車のライトでピカッと光ったら最後、跳ね飛ばして車は大破だ。そうなるとJAFを呼べばよいのだが、何々熊と衝突したんだって!』といってメディアと一緒に来られても適わない。

そんなわけでまだ空が明るいうちに帰ることにした。帰り着く頃には、翠が夕飯を用意し、お風呂にはいれるよ』というだろう。

夕飯を食べれば、翠を抱えて頭から布団をかぶって愛撫しまくる。

まあそれで翠を絶頂の頂点にゆかせて、アチキは射精して、二人とも脱力感で寝てしまう。

まあどこでもやってる大人の時間なのだが、冬の雪国の暮らしは、それが幸せの原動力なのだ。寒い冬を乗り切る暮らし方というべきか。

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ドローイング564. 小説:小樽の翆492. 冬まっただなか

2022年01月04日 | Sensual novel

 

  正月も三が日が終われば、エッセンシャルワーカーの翠は、朝から病院へ出勤してゆく。

さあ仕事始めだといっても、アチキは大学の最初の講義が始まるのが8日以降だから、マイペースの1日の始まりだ。であれば午後からレンタカーで郊外の風景を描きにゆこう。

そんなわけで、雪国の茫洋とした色のない風景を描いていると体が完全に冷えてくる。そこが引き上げ時。街へ帰ってコロンビアでココアでもすすろう。隣の画材屋もまだ締まっているか、明菜姉ちゃんはいない。もう夕方だもん、1日の起つのが信じがたいほど早い。まあ起きたのが昼頃だったから。

うーーん、寒く寂しい時間だ。コロンビアでスケッチの整理をしていると、翠からスマホメールだ。こういうときは、今晩なににしようかという相談だ。

翠「アチキー、起きている?」

「起きてるとは失礼な、いちおうスケッチを描きに郊外へでかけた。体はカチンカチンに冷えている」

翠「じゃあ、神佛湯の家族風呂で待ち合わせて、房ちゃんの店へゆこうよ」

そんなわけで、商店街を通り抜けて神佛湯で翠と待ち合わせだ。平日だし時間も早いからすいている。ほどなく翠もやってきた。早速湯気が立つほど温まっている湯船につかる。凍りきった寒い体が拒絶反応をしながら湯になじんでゆく。頭がクラクラとして気持ちがいい。翠がはいってきた。

翠「アチキー、たつかなぁー」

そういってペニスをしごいている。さっきまで酷寒の環境にいたというのに、女はそんなことには無関心だ。

翠「あっ、たってきた、入れるね・・・」

そういって翠を後ろから抱えてペニスを翠の膣にいれて二人で温まっている。それはなんか不思議なカツコウなのだが、ペニスが萎えそうになると・・・

翠「しぼんじゃダメよ」

そういって膣をしめつけ、腰を動かして元気にしてくれる。

寒いから無気力にアチキの指が翠のおさねをなでている。

翠「ウウッ・・・」

小さなため息が可愛い。出会ったばかりのカップルだったら激しく燃え上がるところだが、こちらは種火のように静かにくすぶり続けている時間が長い。

そんなふうに翠の膣に入れながら今日の出来事を披露する。時々翠のうめき声が色を添える。

翠「そろそろ、だす?」

翠を抱えて湯船からあがり、翠に壁に手をつけながら後ろから激しくつく。

翠が激しく腰を前後に揺すりながら、ウグッといった瞬間に射精して終わる。

翠「体が覚めないうちに着替えて、房ちゃんの店に行こうよ」

そんなわけで、残渣がないように湯船の湯をばらまきあがる。湯船に長くつかっていたから体は湯気がたつほど温まっている。

セックスもやり慣れたカップルだと、快感を楽しむ時間が相当に長い。

そそくさと着替えると、だって翠は頭にタオルを巻いた状態なんだけど・・・、それでタクシーを捕まえて房ちゃんの店へ逃げ込む。

新年の挨拶もそそくさと・・・・

翠「今日は、暖かい泡盛とシチューがいい」

房ちゃん「湯上がりだねぇー。家族風呂にお店がついていたほうがよかったね」

それじゃ温泉センターだけど・・・。

冬恒例の家族風呂セックスと房ちゃんの店バージョンだ。

・・・

小樽も冬のまっただなかだ。

 

 

 

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ドローイング563. 小説:小樽の翆491. 冬の朝

2022年01月03日 | Sensual novel

 

 翠の生活につきあうと見事に生活時間が不規則になり、アチキの望むライフスタイルになる。

翠は夜勤だし、アチキは夜なべ仕事だし、寝る前にピンと張り詰めた冷たい空気を吸いながら肺の中にフレッシュエアを取り込もう。その思いつきは素晴らしかったが、朝焼けの海岸を眺めていると、やはり身体はジワジワと冷えてきて。だから朝焼けの情景を記憶に留めながら家に帰る。

今は昼間が短いので日の出も7時ぐらいだから、家に帰ると真っ先に風呂にお湯を入れ、身体を温めよう。そうしていると程なく翠が帰ってきた。翠はジャストタイミングと入れ替わりに風呂に飛び込んだ。

さて作り置きしていた石狩鍋でも温めようか。ご飯はタイマーセットで炊けているから、炬燵にコンロをだして、鍋、鍋。

それに熱燗の朝酒も美味だ。

雪国の冬は、先ず温かいものを食べるところから寒さと疲労回復をはかる。

ひとしきり食べると、翠が眠いといいだした。もちろん夜なべ仕事のアチキも眠い。

そのまま翠を抱えて布団に潜り込む。

暖まった体が程なく冷たい布団を体温に近づけてくれる。

翠「うふふ、アチキの身体が温かい」

「さっきまで朝の散歩をしていたから、実は冷えていたんだ」

そういって翠の細い腰を後ろから抱きかかえて二つの身体がピタッと張り付いている感じ・・・。

翠「だよね。そういって翠の細い指がインナーの後ろから滑り込んでくる」

しなっているペニスを握りながら・・・

翠「どれどれ坊や元気かなぁー・・・」

ほどよくスケベなところが、アチキも翠を気に入っている。

「どこで、これの握り方を覚えるんだい?」

翠「看護学校の夕方のお茶会で盛り上がっている時かなぁー」

「だって、その前にマサヒロ君を産んでいるじゃない!」

翠「あっそっか・・。あれって何も知らないときに、一発やることだけに関心があったからなぁー、アウッ、感じるよ!・・・」

翠のクリトリスを撫でていると次第に潤ってくる。

翠の骨盤を抱えながら、横になりながら後ろから翠の膣に入れてしまおう。

翠「あああーっ、あああっ、・・・いい、いい、ウッ、ウッ、ウッ・・・・」

経産婦の膣は少し緩いけど、燃え上がり方は早いのだ。

そこが若い未亡人としているみたいで、心地よいのだ。

そのまま翠の中に射精して、翠を抱えながら、待っていたかのように睡魔が襲い二人で寝込んでしまった。寝たいだけ寝ていよう。それが冬の一番心地よい過ごし方だ。

寝たいだけ寝る、やりたいだけやる・・・。

・・・

朝風呂、朝酒、朝鍋で心地よい眠りにつく。昼暖かくなってきた頃眼が覚めるのだろう。

そんな小樽のいつもの正月である。

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ドローイング562. 小説:小樽の翆490.いつもの小樽時間

2022年01月02日 | Sensual novel

 

 毎年恒例なんだけど、看護師の翠はお晦日から夜勤勤務をかってでている。どうしてもお盆を実家ですごしたい看護師達のために、通勤時間徒歩10分の翠の役が回ってくる。

翠「大晦日の夜勤ってなんか特別の空気があって好きなんだ。

だって遠くで紅白歌合戦が聞こえるじゃん。このときは病院の先生も大目に見てくれるの。そのほうが精神的に良いってさ。それが終わって窓をあけると小樽のお寺の除夜の鐘が遠くで聞こえるの。それで巡回も終わってナースステーションに戻って休息タイム。今年はシホさんとだったの。それで縛り撮影の話で笑い転げていたわけ。そんな風にして朝を迎えると元旦の朝だよね。雪道を歩きながら、いつもより静かな街の朝の空気がおいしいのよ。

それで家に帰ると、アチキが寝ているでしょう。脇に滑り込んで、アチキのペニスにおめでとうといって寝るのね」

「どうりで朝、なんかまどろんでしまう時があったな。アチキはまた寝ちゃったけど」

夜になると翠は、夜勤だよーといってアチキにキスして出勤していった。

そんなわけで、二日続けて寝ているとさすがに躯をもて余すので朝のドライブに出かけた。さしあたり湖をめざそうか。お正月は車で外出する人間も多いから、結構まめに除雪をしてくれる。

スケッチを描きながら、去年も同じ風景を描いていたことを思いだした。風景を描くというのは、少し心が過去へ引っ張られてリフレッシュするみたいだ。

またいつもの小樽時間が始まる。

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