二日前に、横綱に推挙された稀勢の里が、明治神宮で授与式に引き続き、初の土俵入りを披露、TV中継で観戦。あっという間の土俵入りであった。初めてで土俵上でないが、大きな体が風格ある姿となり堂々としていた。不器用な稀勢の里らしく、淡々と早い目の土俵入り。晴れの姿を見るぎっしりの観客は、期待感とドキドキ感が混じり19年振りの日本人横綱に拍手を送っていた。民放の三つのTV局が生中継したが、実際土俵入りの場面を中継したのは、MBSだけであり、何をかいわんやであった。また、音声と画面が不一致であり、中途まで、音が早かったように思う。画面を切り替えてから一致したが、アナウンサーの相撲に関する知識不足もあり、誠に残念であった。勝負とは違う神技である奉納土俵入りの意義をメディアももっと高めて欲しいものである。