AI自動化ロボットの時代から量子コンピュータへの期待が高まる

ここ数年、コンピュータと通信の大幅な発展が社会全体の改革につながり、産業・暮らし・物事の考え方にも予想をはるかに超える時代に突入している。AI自動化ロボットに驚嘆する以上に、次なる極超大革命は量子技術の応用である。エネルギー量をミクロな子でとらえ、粒子と波の二つの異なる性質を重ねあわせができる量子のセンサー感度は、最高位の精密さである。量子センサーでものの動きの加速度をとらえ、位置情報として、人工衛星GPSよりも桁違いの正確な情報を得ることができる。また、物の周辺の磁場、電場、化学変化、高低・・・などの感度が強く、がん細胞の動きもとらえやすい。さらに期待することは、現在の０と１ビットコンピューターから量子の重ね合わせを応用して、同時に大量の計算ができる量子コンピュータの実社会における活用である。すでに、一部のシステムで適用され、スーパーコンピュータで１万年かかる計算処理を３分で実行したと聞く。シミュレーション処理の高度化を要求される薬の開発、金融工学、製品開発などが期待されている。やはり、あと十年ぐらいは、頭をクリアーにして、素晴らしき未来が到来することを望みたい。