目にメスを入れるって聞くと、ほとんどの人が恐怖感が抱く。無理もない。目に小さなゴミが入っただけで、ころころと痛む経験は小さいときからしっかりと脳裏に刻み込まれている。歯医者で使うような椅子におあおむけになり、麻酔がかけられ、BGMが聞こえる中手術が始まる。まぶしい光源を浴びながら、気になる目の瞬きも開瞼器のセットにより、自然と開いたままになる。角膜と強膜の境目に2.4ミリを切り込む。勿論、麻酔がきいているから痛みはないが、ギリギリとかすかに聞こえる音に異物感と緊張感が高まる。水晶体を包む嚢を切り開き、異常となったクリスタリンたんぱく質を超音波で砕き吸引して取り除かれる。この時に目に重たいものを感じる。老廃物や酸化・糖化された異常物質を取り除かれた後は、アクリルの人工レンズ(本体は6ミリ、支持部も含めて13ミリ)を折りたたんで、2.4ミリの切り口から挿入する。水晶体の嚢に入ると自動的に広がるから不思議なものだ。うまくいかないこともあるだろう。あとは、消毒をして眼帯をかぶせ手術は終了。その間15~20分。手術台の椅子から立ち上がるときは、足元がふらつき、歩くのがおっかないものだ。術中、医師が、「あれっ」とか、何かつぶやく時は、すべてが聞こえるために、不安となり大変心臓に悪いものだ。上述の手術には、多数の危険な要素が含まれておる。嚢が大きく切られ、大きな穴がき、人工レンズが目の奥に入り込んだ時、大量出血、異常物質が固く砕くのに2時間要した(知り合い)の話を聞くと不安たっぷりである。手術中は、体が硬直し、顔や頭、首を動かしてはいけないので、息苦しさを感じたの、2回目の手術であった。
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