公的資金の投入は成功経験?

  • ブッシュ氏の呼びかけでホワイトハウスでG7を受けてG20でも一致協力することを確認した。日本政府や日本のメディアはこぞってそれを求めたから関係者は胸をなでおろしているに違いない。 これで、週明けの株価は上がるかもしれない。 緊急対応として全く否定するものではないが、経過を見ると何とも乱暴である。 日本は10年前の成功経験として指導?しているつもりかもしれない。 果たして、日本は成功したと言えるだろうか? 日本は土地バブルで金融危機に陥り経済は低迷した。公的資金でいざなぎ以来の好景気をもたらした。結果、この10年賃金は上がらず外需の依存体質になり3人に一人が不正規雇用、働いても生活保護以下の収入、老人は放り出され、家庭も学校もボロボロになり、人心は荒廃し、病的と言いえる犯罪が後を絶たない。 国民の貯えは減り、国は世界に類を見ない赤字国家。 政治も経済も混迷し、従来の打開する手段すら奪われ、ニッチモサッチモいかないところまで来ているではないか。 構造改革道半ばといって、当の首相は政界を去り、その後の最高責任者の総理大臣は1年足らずで、内閣を組織したまま政権を放り出す。 何より毎日100人からの自殺者を出し、老人が溢れ、何で成功経験と言えるのか。これが世界規模になり赤字大国ばかりになって 、いいのか?
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政治討論会

昨日は、世界の金融危機や日本の経済対策などの政治討論会が朝から昼まで、続いた。 どの与野党も今日の状況街が意味している事を把握しているようには思えないのは、これまで同様で大した失望もしなかったが、別のことで一つ気が付いた。NHKの司会者やサンプロの田原総一郎の司会ぶりの不公正さや強引な引き回しに、これまでも不快感を感じてきた、どうも不快感では済まないものがあるようだった。 討論会は、討論によって事柄の本質などを明らかにするような場であり、それを組み立て進行するのが司会者の役割だろうと思う。だから司会者はそれなりの見識が必要になる。 田原氏の場合など特に、発言を途中で遮り、自論を優先させるのは問題外だが、 討論では視聴者も含め共同思考が求められるのに、話を乱暴にぶつぶつ切って 思考停止に何ら気付いていない。 昨日討論に参加していた著名な経済学者の榊原氏が著書で表したメッセージを最後まで口にする事ができなかった。あの会の流れの中に言える場はなかった。 著名と言うだけでテレビに出演させたが、あれでは、客寄せパンダに過ぎない。 田原氏がその著書を読んでいなかったかもしれないが、そこは司会者の技術で カバーしても良かった。  こんな事が各局ずーと続いているのだから、殆ど国民にとって唯一と言ってほどの影響力を持つテレビが思考停止の情報を、日曜日の午前中しっかり茶の間まで流すようでは、解決にかなり時間がかかる。 現実をプロデュースほどの力を持つメディアは考えてほしい。
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