セールスマン

政治家がアピールする素晴らしい政策と、現実との違いがよく分らなかったが、(セールスマン)のイメージを挿入すると分りやすい事に気が付いた。 
    テレビの通信販売会社の番組の宣伝する商品は素晴らしく見えダイヤルを回しかねない衝動に駆られることがある。 毎日やってるから、買い出したら大変な事になるが、何故あれに引き込まれるか?
   見ていると、登場するセールスマンの身も心もその商品にぞっこんになって勧めるあの熱。俳優のような技術は誰でもまねできるものではない。 でもあれが仕事だから彼らはどんな商品もこなせるだろう。  

   大臣や政治家も自ら掲げる政策に美名をつけセールスマンのような熱で売り出す。  前後に関係なく、本気で売るからついその気になってしまう。  
    セールスマンの売った商品が後から欠陥商品だと分ったからと言って、セールスマンが
謝罪したり責任を取る事はない。『あの時、あれを売るのが私の仕事。』で済まされる。 
   考えたら、政府や政治家も同じで、自分の国の欠点を述べたり他社の商品(政策)の欠点を述べても自社の製品は良い事ずくめで話す。
   権威者や専門家に対する思い込みで一貫性や、責任を追って考えて、つじつまの合わなくなってもその度、自分の理解力不足のせいにしてきた気がする。
      為政者もセールスマン同様責任を取った話を聞いた事がない。 
   そんなジレンマに陥ってる自分を(セールスマン)が救い出してくれた感じがする。

  昨日、総理自身がやった(後先を見ない)追加経済政策発表の記者会見を見て、そう思った。 

  麻生氏だけではない。 

 (補 セールスマンかどうかの目印は、

    《一方的に喋る》)

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