セコム

1980年代、日米安保の強化連携に進む時、『普通の国』『国の戸締り』と、よく言われた。 
   分りやすいこのフレーズに多くの国民は納得しその道を進んだ。 
   そして体制の如何を問わず、世界も日本も経済成長と軍拡路線を歩んだ。
  100年に1度とも言われる(個人的には人類が初めて出合った危機で、新しい産業革命?が必要だと考えている。)経済危機で景気後退を余儀なくされている今日、世界の軍拡路線の見直しも必要ではないか。  
    経済あっての軍事で、その逆ではない。 
    戸締りが必要だからと言って、ボロボロの家に高いセコムは似合わない。  お金持ちの家は泥棒も狙うかもしれないが、質札や借用証書が一杯では、誰が狙うだろう? 

   それこそ、普通の家や国のやり方で良い。 

   世界は死亡原因別で見ると、自殺者や殺人被害者数が戦死者(民間を含め)よりはるかに多い。この現実に本当の安全保障対策を考えても良いのでないか?  

  飢餓状態下で、軍事に多くの予算を使う国があるというが、他人事か? 

    何事も食べ物と、財布の中を見て行動した方が良い。
    借金して着飾ったり、飲み歩くのが可笑しいのと同様に、借金して保険に入る人もいないし、高いセコムを取り付ける人もいない。
          それは我々ひとり一人も国も理屈は同じだろう。

     『新しい芽』の一つになるだろうと思う。
     

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全治3年の怪

麻生総理は就任後すぐ、日本経済の悪化について「全治3年」と診断した。 
  経済通で通ってきた新総理の単純明快な診断に(さすが)とも思った。 その後の、国会や記者会見での発言を聞いていると、あの言葉が気になりだした。  
  麻生氏は長らく政府や与党の特に経済の政策通として大臣や党幹部の地位にあったのに、  何故(全治3年)の病気に気が付かなかったのか?  名医ならもっと速く気が付き、処方したのではないか? 
  結局は、今処方している経済対策や、伝えられる言動から、トップリーダーが名医かヤブかと、気になりだしたようだ。 
 
   だからと言って、どこにも名医がいそうにもないから、困ったものだ。   
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