感心、江川昭子さん

先日,NHKのBSで、ジャーナリストの江川昭子が、英国の農業を取材した番組が放映された。かつて、食料自給率50パーッセントを切っていた英国は、現在、自給率は70パーセント。経済政策によって今日に至っているとのこと。 世界がアメリカ発の金融経済の行き過ぎで経済恐慌の様相を呈している時、アメリカの第1の友好国のイギリスの経済運営に着目し、取材に出かけた江川さんに感心した。 
 今日のサンプロでは、経済学者の榊原英資氏は、中川金融大臣を前に、現在必要な日本の経済対策は、農業等の第1次産業と地方経済振興の戦略的な政策と財政投資だと、提言していた。
   昨日の経済の討論会では、アメリカの経済学者が、日本はアメリカのためではなく、日本の国益を優先して経済運営する事を希望する、と話していた。 
 
   メディアの一部に、地球的視座とはいかないが、今後の経済を本気?で模索しているのではないかと希望的かもしれないが感じる。 

   それにしては、今政局で語られ実施されようとしている経済対策はどれもかつて政府が実施し、失敗を繰り返しテスト済みの政策の羅列で希望すら持ちにくい。
  素人目にも、今日の経済恐慌?の原因が分っていない事が、よく分る。 
  大臣は選挙前に、経済体策を講じ、先ず経済をよくすると言うが、 先ずありえない。 

  世界も日本も、30年来の(いざなぎ以来)力強い経済成長と言われ、「好景気」で浮かれていた1年前ですら実際の国民の経済は悪くなっていたのだから、 世界が『恐慌』かと、なりふり構わず慌てふためいている時、 責任ある立場の人は国民に安心感を持たせるためかもしれないがいい加減な事は言わないほうが良い。 これまでの事があるだけに、多くの人を長時間、迷わせるだけだ。 
  新しい芽とは感覚的に距離があり過ぎ、語る人と、政策に化石を連想してしまった。      
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