方向転換

一部の識者も言うように人類は地球環境や世界経済を始め大元から行き詰っているようだ。
   単に、炭酸ガスの排出量や、市場至上主義と言われる金融経済に原因しているのだろうか? 
   見た目は確かにそうだが、大元はそうさせた私達の価値観にはないか。 
   現在の価値観を仮に【お金】だとすると、対する価値観は【自然】と言っても良いかもしれない。 
   行き詰まりを打開する価値観は【お金】→【自然】。 
 
   友達の話では、江戸時代中期の歴史に残る社会思想家 安藤昌益 は(自然真営道)と言う 自然の法に即した社会のあり方、生き方を考えていたと言う。 
   勿論時代は違うし、全て彼の思想をお手本にすれば良いとは思わないが、今日の行き詰まりに、学ぶべきものが大きいのではないか。 
 
   日本には、今世界が求める歴史や思想もあるのだが、私達自身が忘れているようだ。 
   とにかく、現在の行き詰まりはどの問題も、枝葉の処理で済む段階はとっくに越えている。 だから、私達は視座や視点、目指すところをはっきりさせなければならない。
  急ぐのは、効果の無い景気対策や管理された民意による総選挙ではなく、方向転換に求められるのは一人ひとりの足元の価値観に気付く(気付かせる)事ではないか。

(補  経済政策的には産業の構造転換だろうから、政治の現状は準備どころの段階にもない。もし、政党が努力するとしたら

旧来の政策で糊塗することなく時代にあった新しい発想の新しい政策を生み出すことだろうし、メディアがやるべきことは、自らも新しい価値観を求め、国民や政治に新しく方向転換を促すことだと思う。おもしろおかしくショーに仕立てたり、サンプロのようにあちこち引っ掻き回しバトルさせている場合ではない。

あの手法そのもが、価値観に対し不遜で、いろいろな面で前へ進むのを止めており、役割の転換が求められる。)

  

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