思いと事実

一応、地球ミュジカルの主役はオバマだが、舞台回しは主役とは限らない。
　主役以上に相手役が引き立てている場合もあるし、舞台の隅っこや後ろの端役が光を放していたり影のように舞台を厚くしているばあいもある。
　背景の音楽や美術や舞台が引き出してくれる場合もあるだろう。
　地球ミュジカルではどうだろう？
　　暫くは監督脚本はヒトではなく地球がやりそう。
　ヒトが思っているほど、ヒト中心には動いていない。
　　　世界の景気や平和もヒトの思とはかけ離れてる。
　　　　こんな大袈裟な事でなくても、日常の全てが（思い）と（事実）が完全に一致することはありえない。
　

地球ミュージカル

　 　　　　　（作り話） お前の親父もお袋も、お前のの面倒を見ていた、あいつもあいつも、友達だったあいつもあいつも、とっくに回転舞台から降りて舞台のどこかに入っている。　そのうちお前も舞台のどこかに入るんだね。　お前達は舞台で飛んだり跳ねたり、踊ったり歌ったりするけれど、今一だなー。　　　舞台の生かし方が分っていないよ。これまでは舞台をお前等に合わせて作ってきたけれど、面倒見切れないから、これからは演技の方法を学んでくれ。　「お手本が欲しい。」？　あるじゃないないか、周りの舞台と周りの生き物のすることを良く見ると良い。　　お前等よりはましだ。　先に舞台に納まった連中は、皆そう言ってるよ。　　お前んとこに来るスズメだって、酔っ払ったり、食べ過ぎてメタポになったり、運動不足のはいないだろう。　ぜーぜー喘息もやらないで、ピッピ、チィチと良い声で囀ってる。　真似しなきゃ、真似しなきゃ、　　今度の地球ミュージカルのオーデションまでに少しは直さないと、使って上げないよ。 その時は、直接指導する事になる。ご指導はお互いにやりたくないからなー。　　

回ったり回らなかったり

回転舞台の地球でヒトビトが踊り歌っているのを見ていると、記者会見でへべれけになってろれつが回らない大臣もそれほど変ではない。愛嬌があるではないか。　
　世界の恥さらしと罵り笑い者にするヒトも胸に手を当てると、そんなに偉そうに言えるかなー。皆踊っているじゃないか。お酒も飲まないでお金で踊っていないか？　　　　それも結構おかしいよ。
　地球は回る、お酒も回る、お金も回る、ヒトビトの知恵は回りにくい　　　　　　　　回ったり回らなかったりは、世の常だ。
　

回り舞台

天気予報は雪だったが、朝から冷たい雨が降っている。
　お向かいの白梅も寒そう。
　いつものように催促されてコシヒカリを置いてきたが、今日は数も少なく義理立てするように１～２分突っついたら、殆ど残してどこかへ飛んでいった。
　猫が来ているようでもないから、雨にぬれるのが嫌なのかもしれない。
　でも、時々遠くからチィチィと聞こえる。まあ仕方ないか。
　ぐるぐる回る地球のここにこんな朝が来た。　
　　待て待て！また７～８羽がきて並んで食べている。でもまた行っちゃった！
　　待て待て！今度はでっかい山鳩を連れてやってきた。
雨降りは大変そうだ。

古家の気持ちは分らない

久しぶりに隣の和室を掃除して空気を入れ替えた。
　なんとも気持ちが良い。
　網戸を開けるとスズメが紛れ込んでくるかもしれない。
　この家に移り建て替えて３５年になる。
　住み慣れると家が少しぐらい傾げてもこの家と一生を共にしても良いような気になるもんだ。少し古い妻は地震だけが心配だというが、そんなに気にならない。
　　
もともと、着古したものも捨てられない性分だし‥。
　
そう言うけど、 家の方だって言い分がある。
「３０年前は住人も若かったけど、古い人間も捨てたものではない。」と思っているとか？思っていないとか‥
　
　

爺やの楽しみ

朝飯を食べ、朝刊をめくったり、ＢＳの海外ニュースを見ているうちに、
娘は出勤、妻は送って行くので動き出す。
どこから来たか、２０羽近いスズメも夏みかんの木に群がってチュンチュンやり出す。
　車で出かけるのを見届けてからスズメは餌の入っていない餌台に飛び移って餌をとるような格好をする。私も餌がないのは知っているから、妻のいないのを見届けて米びつのコシヒカリをカップ１杯もって外へでる。一斉に近くの電線や、お向かいの屋根や軒下に飛び移る。知らん顔して口笛を吹きながら餌をおいて回り、
電線のスズメに手を振って、家に入ろうとして知らん顔して振り向くと、既にすずめは夏みかんの木に戻り、私が家に入ってガラス戸を閉めると、数羽が餌を突っつき始め、すぐに餌台はスズメが一杯。
　このところ、ネコの見回りが少ないからか、すずめも落ち着いて言う事を聴いてくれてるようだが、
　１０分もしないうちに一斉に飛び立ってどこかへ行ってしまう。 　
何か予定があるのかもしれない。

　昼頃、地面に近い少し危険な網戸の敷居のところに蒔いて置いたお米を食べに再び来て綺麗に平らげる。
　　　　　　　明日はどんなかな。
　
　
　
　

都合優先のニュース解説

朝日新聞は【世界同時不況・進化する危機】のリーズ②で「各国経済から見合う」の見出しで経済を解説していた。
　世界が経済で対峙している保護主義と自由化に関して、世界がどこまで自由化の具体策を打ち出し、実行できるかと記者が投げかけ、　【専門家・東大教授】の言葉「３０年代と違いグローバル化の進んだ今は、保護主義的な政策で自国の産業だけを守る事はできない。国際協調で経済危機に臨むことが、結果として国内産業にもプラスになる。各国の監視を続け自由貿易の理念を国際的に共有することが必要だ。」と権威付けている。
　世界に自由貿易と自国の産業を保護しない国はない。
対峙しているのは
　その割合が国により異なり国益が違ってくる。
　日本は食料自給率４０パーセントに見られるように、極端に市場の自由化に依拠しているから、日本の都合で言えば解説通りである。
　ただ、世界の国々の都合は同じではない。
　自国の都合を、世界基準であるかのように書くメディアの解説に疑問を持つ。
　歴史的に経験してきた空恐ろしさすら感じた。知らないうちに思考に枠がはめられている。この解説に疑問を挟む暇な人はそんなにはいないだろう。
　目先の国益を主張する愛国的な解説だが、ここに至った経過や、今後の経済の建て直しに目をふさぎ本格的な対策を遅らせかねないことも忘れてはならない。

　皮肉な事に、同じ紙面の下方に（日本の経済と社会を覆う閉塞感の正体・遵守に蝕まれる日本）の副題がついた【思考停止社会】の書籍が紹介されていた。
　
デカルトいわく、「人間は考える葦」　【考える】＝【疑う】だと言う。
　　　彼は科学の基を築いた合理主義者である。　

不確かな成長率予測でもなんとかなる

世界は官民問わず経済成長路線に乗って成長競って追い求めている。
オバマ氏の言葉を借りれば「強欲と無責任」にである。
　ところでその成長の予測や成長の度合いを測る物差しに世界的に国内総生産【ＧＤＰ】が使われている。この数値によって経済政策が立てられるから、政治経済の指標になる重要な数字である。　
　日本の例を見る。
　日本の成長率予測は民間シンクタンク（研究所）１０社と政府双方がはじき出しているが、その予測の数字には大きな開きがある。

０８，０９、１０年度とも、率にしてシンクタンクが３～４倍厳しく見ている。
　０８年度、（今年度）も政府の経済見通しは実質マイナス０．８パーセント
　シンクタンク平均はマイナス３パーセント【日本の場合ＧＤＰは０・３％の違いは政策を左右する大きな意味を持つ。）
　０９年度、政府は成長プラ・マイ０％であるのに対しシンクタンク平均ははマイナス４パーセント。要するに政府は来年度は景気の下降は止むと見ているが、シンクタンクははより悪化すると見ている。これほど違う。
　とは言っても、１年前は１００年に１度の経済危機は双方どころか世界が予測していなかったから、そもそも疑問な数字ではある。
　言わば１年先の予測の根拠が薄い事をこの数字は物語っている。
　世界も日本もあまり先の見えにくい船（地球号と日本丸）に乗っているから船内の案内放送をそのつもりで聞かないといけないが、地球から離れる事は無いからなんとかなる。
　
　
　
　
　
　
　

おもいきって舵を切れ

地球は人類をして荒廃している。
その中で、日本は最も矛盾を抱えているようだ
どうせなら
　新しい方向へと舵を切るといい。
　
①経済成長路線と人間同士の競争社会から、地球や人類との共生・共同社会の実現を目指す。　　これだけで十分。
　
　質素であっても安心安全を旨として、持続可能な全人類の文化的発展を目指す。
　もたもたしながら、相変わらずメディアのコピー人間のように物分りの良い大人同士の話はもう聞き飽きた。
泥舟の呉越同舟はもうけっこう

真正面からまっすぐ見てまっすぐ投げる。　

　　地球の人よ！それで良いんじゃないかなー　

戦後最大のピンチは戦後最大のチャンス

ＧＤＰ年率マイナス１２・７パーセントと言う速報値を受けて与謝野経済政相は「戦後最悪、戦後最大の経済危機」と記者会見で言い切り、続いて「予算成立前でも勿論頭の体操？は必要だ。経済界、言論界、学界などで、こういう経済の状況を受けて、日本が何をなすべきかと言う議論をしていただく必要がある」と述べたと言う。
　為政者がこんなに率直にことに重大さを訴え、他に智恵を求めたのを覚えていない。権威者は意向の違う人の話しに耳を傾けないのが権威の印だった。ちょっとしたらコペルニクス的転換が見られるかもしれない。
　　本来はこういう場面は幾度もあったと思うが、身内以外に相談することはなかった。
　今回もこれまで同様、身内に向けての呼びかけかもしれないが、これまで各界の身内的な側近と
　　手を携えて今日に至ったことを考えると、初めて身内以外にも声をかけたのだと良く解釈したい。
　これまで敵味方のように２分して、都合の良い人材を登用し進言を取り上げてきた。
　従来の延長では経済の行き詰まった埒ｈ開かないだろう。
　与野党、政局、再編などこれまでの枠を超え関係なく、あくまでも状況を分析し、
　智恵を集めて対処して欲しい。もともと民主主義はそういうものだろうが、これまでは機能しなかった。この最悪の状態でも良いから是非持てる力を発揮してほしい。
　現実的は期待の可能性は１割ぐらいだろうが、オバマが登場する時代なのだから
　いきさつの拘らずチェンジしてほしい。　とりあえず日本のリダーからでた出た「新し芽」として、心もとないが、心を暖める言葉として取っておきたい。