沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

スローバラード&帰れない二人

2009-05-04 | 音楽
忌野清志郎さんが亡くなった。ご冥福を祈ります。

昨日は車の中で寝た あの娘と手をつないで
市営グラウンドの駐車場 二人で毛布に包まって
カーラジオからスローバラード 夜露が窓を包んでいて
悪い予感のかけらもないさ あの娘の寝言を聞いたよ
ほんとさ確かに聞いたんだ
(1976年「スローバラード」作詞作曲:忌野清志郎&みかん)

「初期のRCサクセション」「シングルマン」などのレコードを聴き入っていた学生の頃、渋谷のジャンジャンで行なわれたRCサクセションのライブに行った。
僕の好きな先生、スローバラードなど静かな曲を期待していたが、全曲、過激なロックを歌い、そのあまりの変わりように驚いた。
「シングルマン」が1年で廃盤になるなど全く売れないどん底で、アコースティックバンドからロックバンドへ生まれ変わろうとしていた頃だった。

1972年に発売されベストセラーとなった井上陽水さんのアルバム「氷の世界」には、忌野清志郎さんとの共作が含まれており、陽水さんの甘い声が印象的だった。

思ったよりも夜露は冷たく 二人の声も震えていました
僕は君をと言いかけたとき 街の灯りは消えました
もう星は帰ろうとしてる 帰れない二人を残して
(1972年「帰れない二人」作詞作曲:井上陽水&忌野清志郎)

忌野清志郎さんには様々な面があるが、切ないバラードを歌う素顔が好きだ。
今までありがとうございました。合掌。
このblogに今まで登場した忌野清志郎さん