沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

介護費用に外貨建て生命保険は有効か

2024-06-23 | 生活

【介護が必要になる】 #備える

今は健康でも、年を重ねるとどこか調子が悪くなり、やがて日常生活を一人では難しくなってくる。

突然やってくる転倒事故の骨折や脳卒中。健康だった人でも、退院後は介護が必要になることも。

すなわち、健康の時こそ、介護される立場になったことを考えておく必要がある。

誰が自分を介護してくれるか、その人の負担を考えると、介護施設への入所を考えることも大切だ。

【介護費用はいくらかかるか】

要介護3から入所できる特別養護老人ホーム(特養)の利用料金は、地域で差があるようだ。

手元の資料を見ると、

 介護施設利用料(介護保険1割負担の場合):月額26,000円(多床:いわゆる相部屋)

 保険対象外の食事や日常生活費など    :月額62,400円

                合 計  :月額88,400円

 短期間の入院手術なら相部屋でよいが、長期間ではプライバシーなどから個室が推奨される

 月額5万~10万円が加算され、医療費や理髪などは別なので、月額20万円はかかると思われる。

 一人暮らしをしても、そのくらいはかかる。光熱費が高いしね。

【高齢者世帯の可処分所得の実態は】

総務省の2023年度の家計調査報告書をみると、65歳以上の無職夫婦のみの世帯では、

月額で実収入は244,580円、税金や社会保険料を控除した可処分所得は213,042円。 

65歳以上の無職単身世帯では、実収入は126,905円、可処分所得は114,663円

   

【介護費用の不足をどうするか】

可処分所得と介護費用の差は、一人当り月額10万円

不足分の毎月10万円を貯蓄から取り崩すと年間120万円10年で1200万円にもなる。

これでは、先行き不安である。

【米国債の為替リスクはヘッジできるか】

米国の高金利を活かした外貨保険は、今は円安なので将来円高になった場合、リスクがある。

日米の為替レート(赤)は、国債の金利差(青)に連動しており、円安が続いていることが読み取れる。

しかし、約5%の高金利を活かした保険商品なら、為替リスクをヘッジできるのではないか。

【どんな保険があるの】

例えば、ニッセイ・ウェルス生命保険(株)。日本生命保険相互会社の完全子会社。

保険財務力格付け A+(上から3番目のAに+が付いてる)

指定通貨建終身保険(認知症・介護保険金特則有り)

要介護2以上に認定された場合認知症に該当すると判断された場合、死亡保険金と同額の介護保険金を受け取れる。

90歳まで加入でき、被保険者が受け取る介護保険金は、非課税。これは大きいね。

【無告知コース】

加入時に告知をしないタイプ。積立利率は4.85%

第一保険期間(3年)は保険金が一時払い保険料と同程度だが、それを過ぎると急速に増加する。

一時払い保険料に対する介護保険金の割合(3年後)

契約年齢   女性  男性 

 50歳   388%  320%

 60歳   261%  225%

 70歳   183%  168%

50歳の女性が3年後に要介護2になったら、一時払い保険料の3.88倍を受け取れる。

結構大きいね。1年刻みで率が変わるが、60歳、70歳を抜粋してみました。

生存中にこれだけ大きな介護保険金が受け取れる。3年間は大丈夫という方は、いいのではないか。

【告知コースも】

いやいや、契約後に直ぐにもらいたい人のために「告知コース」も用意してある。

70歳だと介護保険金の割合が12%程度低くなり、年齢が若くなると30%くらい低くなる。

それでも、倍率が大きいね。

【為替リスク】

今、1ドル160円として、受け取るときにA130円、B110円になった場合は、どうなるか。

A 1ドル130円の場合

130/160=81.25%

契約年齢   女性  男性 

 50歳   315%  260%

 60歳   212%  183%

 70歳   149%  137%

B 1ドル110円の場合

110/160=0.6875

契約年齢   女性  男性 

 50歳   267%  220%

 60歳   179%  155%

 70歳   126%  112%

契約時の年齢と男女差で異なるが、今のままよりは良いね。

【損益分岐点 円/ドル】

要介護2になった時の為替レート(円/ドル)が、次の数字よりも大きければ(円安なら)メリットがある。

契約年齢  女性  男性 

 50歳   41.2  50.0

 60歳   61.3  71.1

 70歳   87.4  95.2

と言う結果になりました。

日米の金利差が為替レートに影響を与えて、大幅な円安となっているけど、米国の5%近い金利を活かした保険商品を上手く活用すると、為替リスクをヘッジできるね。

米国の金利が下がらないうちに、検討してもよいかも。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (forever-green)
2024-06-24 20:55:38
@volvo2433 フーミンさんへ。他も比較して二つ入りましたよ。もちろん増やす、使う、残す、備えるのに4分散していますよ。
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Unknown (volvo2433)
2024-06-24 11:52:16
こんにちは。
金融商品をいろいろ勉強したのですが、なかなか一長一短があり難しいです😅
さすがforever-greenさんですね、ちゃんと手数料も加味されての選択なんですね。最終的にどの商品を選ばれるのか楽しみです✨ありがとうございます😊
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Unknown (forever-green)
2024-06-23 20:39:47
こんばんは。ありがとうございます。
おっしゃるように条件で変更しますし各社特色があるので、自分にあったモノを見つけ出すことが重要ですね。クーリングオフも有りますが、説明してすぐ契約はできない仕組みだそうです。
ここで取り上げたものは、初期費用が6.5%あるのですが、一時払い金に含まれており倍率には影響しないです。
介護保険金を支払わない場合があるので、該当しないか要チェックですね。
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Unknown (volvo2433)
2024-06-23 15:19:34
こんにちは。
ありがとうございます。
外貨保険の場合、費用、手数料が(為替手数料、契約手数料、管理手数料など)も各社いろいろですので比較検討は大切ですね。
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