【生命保険の役目は終わったか】#残す
マイホームのローン返済や子供の教育資金や家族の生活を考え、万が一の場合に備え、生命保険に加入する。
ローン返済が終わり子供も独立したら、役割を終えた生命保険は、縮小や解約するのが一般的だと思う。
しかし、年金生活になり、やがて訪れる相続に際して、生命保険が有効かも。
【すみやかな現金化】
死亡すると、故人の預金口座などは凍結されてしまう。口座引落しできず困ることも想定しないといけない。
故人の相続財産は、遺産分割協議が整わないと、名義変更できず、現金化もできない。
しかし、生命保険の死亡保険金は、受取人固有の財産で、遺産分割協議の対象外で直ぐに現金化できる。
【納税資金の確保】
長年苦労して手に入れたマイホームの相続税はいくらか。建物は固定資産税の評価額。土地は国税庁の路線価で概算が分かる。それに預金や金融商品を加え計算。
相続税は、死亡後10ヶ月以内に現金一括納付なので、予め税額を計算し納税資金を準備しておくといざという時に慌てない。
現金が無ければマイホーム売却もありうるが、短期間に思い通りの値段で売れるかリスクがある。
死亡保険金は、納税資金に充当でき、500万円×法定相続人の数が非課税となるため、預金より有利。
【米国の高金利を活かした生命保険】
預金の一部を外貨建ての生命保険に充当し、上記の問題を解決するとともに、願わくば資産を増やせないか。
5%前後の高い金利が続いている米国の債券を活かした生命保険で、いいものはないか探してみました。
【どんな保険があるの】
例えば、第一フロンティア生命保険(株)。第一生命ホールディングスの100%子会社。
保険金支払能力の格付けは AA(保険金支払能力は極めて高く、優れた要素がある)
積立利率変動型終身保険(通貨指定型)
積立利率は毎月2回変動するが、契約後は30年間固定。
【がんと診断されたけど加入できるか】
「医療告知無し」なので、がんになった人も加入できる。
現在、入院中や余命宣告された人は入れません。
【計算例】
仮に、定期預金1000万円を解約すると、63,279ドル(1ドル158円)。
米国債など5%の債券を活用し、積立利率は4.68%。実質利回り(30年)は2.39%。
メリット
- 10ヶ月経過すれば、死亡保険金は2.06倍の130,457ドルになる。
- 定期支払金は無く、積み立てることで、相続資産を確実に増やせる。
- 初期費用の負担無し。告知無し。
- 目標値設定特約あり(為替変動などで円換算で一時払い金の2倍になった時点で、円建て終身に移行)。
損益分岐点の為替レート
死亡時の為替レートをB円/ドルとすると、130,457ドル × B円/ドル >=10,000,000円
損益分岐点Bは、76.6ドル/円。
対応方針
死亡時、受取人は銀行で外貨預金口座を1100円で作成後、死亡保険金を請求。相続税は死亡日の為替レート。外貨で保有し、円安になった際に両替。
2000万円に到達時点で、円建て終身保険に移行する特約を選択(円で受領)。生存中に円安が進んだタイミングを逃さず利益確定。死亡時の円高に備える。
ただし、死亡時のレートがさらに円安になり1ドル200円だったら609万円が逸失利益になる可能性もある(計算上の話だが)。
為替レートと利益・資産増加率
評価
円高になって、1ドル120円でも、資産は1.57倍。566万円増やせる。
外貨で受け取るので、為替レートが気に入らなければ、ドルのまま保有する限り、損は発生しない。
円換算で2倍になったら円建て終身保険に移行する特約があり、コレを使えば、仮に生存中に為替レートが円安になって2倍を超えた時に死亡保証金は円になり、外貨で受け取ることは無くなる。(2.5倍や3倍にも変更可能)
こうした対策でいいのかな。
メットライフもこちらの商品も良さそうですね。
具体的な記事が少ないので、大いに参考になります。ありがとうございます。
いろいろな外貨保険を比較検討すると頭がこんがらかってしまいますが、何か良い商品がないかと探し回っていました。第一フロンティア生命は知りませんでした!良い勉強になります。ありがとうございます🙇
ありがとうございます♪
毎年受け取るタイプ
資産増やすタイプ
介護に備えるタイプ
3番目も面白いです。いずれアップします