午後、綾部市福祉有償運送運営協議会が開催され、曽根さんは委員になっているが、僕は委員でないので、許可を得て傍聴させていただいた。
フロンティアの活動ではガソリン代の実費相当額を利用者からいただいている。これは5キロまでが300円、以後5キロ増すごとに100円というもので、近隣のNPO法人と比べても低いものだ。
ここのところのガソリン代高騰は、もはや運転ボランティアさんに負担していただくには、活動継続が厳しくなっており、今回止む無く値上げ(5キロまでを400円に)に踏み切ることになった。
それを審議していただくのが今日の運営協議会だった。様々な意見が出されたが、「こんな噂がありますが…」とか「フロンティアの収支報告が不透明だ」とか、そういう発言があった。
噂で議論をしても仕方がないので、説明を求めてもらえば良いと思った。
「傍聴者には発言させてはいけない」という意見があったそうで、僕は言葉も発することができなかったが、前回は曽根さんも喋れなかったので、今回はそれに比べたらずいぶん良かった。
フロンティアの収支報告は毎年京都府への報告義務があるので、インターネットでも見れる。また、正会員になってもらえれば、総会への案内もさせていただく。
ボランティアの方々は正会員でなくても、総会の案内をして、来ていただいた方には資料を渡し説明もしている。
最後に今回の提案の採決がなされたが、京都府を代表して出席していた二人の職員が、揃って反対だった。タクシー会社の労組の代表の方でも賛成していただいたのに、なんで揃いも揃って二人とも反対したのか。
質問もせず、一言の意見も言わず、保留の意思表示もせず、手も挙げない。
後で、「君ら、なんで反対したんや?」と聞かれていたが、「賛成か、反対か、よく分からなかったので…」と答えていた。
今日の会議に綾部市からは、生活環境部長、福祉保健部長はじめ8名の職員さんが出席し、準備や説明に取り組んでいただいた。
国土交通省からも専門官お二人が綾部までお越しいただいた。
市社協や身障協会の会長さん、自治会連合会の役員さんなど市民団体の皆さんにもお忙しい中、お越しいただいている。
もちろん、タクシー会社の経営者と労組の方々も業務時間を割いて参加していただいている。
京都府の今日の対応は、真剣に討議しようと集まった皆さんに対して、あまりに不真面目ではないだろうか?
全く納得がいかないので、一度、曽根さんと一緒に説明に行くつもりだ。「分からない」と何の意思表示もできない代理の若い職員を出してくるだけの京都府は本当に何を考えているのか。
福祉有償運送に関して、京都府はどういうスタンスで考えているのか、徹底して聞いてこなければいけないと思っている。