綾部市長選に共産党候補の出馬が表明された。これで正式に“三つ巴”の市長選となることになった。
“三つ巴”市長選は、昭和57年以来、約30年ぶりになる。そのときの投票日も、今回と同じ1月24日だった。
このときは父が谷口市長に負けた。僕は小学2年生だった。開票の翌朝、天窓から曇り空が差し込む暗い部屋で、幼稚園児だった弟と二人、母から「お父さんは選挙に負けたから、これからはどうなるか分からない。欲しいものもガマンしなくてはいけないよ」と告げられたのを思い出す。
あのときの父の得票を調べたら7397票だった。僕の府議選での得票は7390票だった。
相手の得票が13000票超と9100票あまりという違いがあるが、こちらは似たような得票だったんだなあと思った。
綾部にずっといた人、結婚で綾部に来た人、綾部にUターンした人。
それぞれがそれぞれの人生を歩み、今ここで綾部のために頑張ろうと名乗りを挙げられた。綾部を愛する気持ちは同じ。誰が、どうやって、その愛する綾部を発展させるのかというところをしっかりと訴えていきたい。