四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

迷走

2009年12月13日 | アート・文化

 昼過ぎに、天理教綾ノ本分教会の月例祭の後の直会にお邪魔した。皆さんと一緒に鍋を食べさせていただいた。あたたかくて美味しい鍋だった。

 夕方、久しぶりに、山崎ぜんやさんと共に街頭に立った。

 少しずつ感じが出てきているが、まだまだ大きな流れにはなっていない。

 夜にNHK教育で、囲碁の藤沢秀行名誉棋聖の特集を放送していた。

 もちろん直接お会いしたことはないが、僕もお出会いしたことがある方々、息子の一就さんや晩年の弟子だった高尾紳路さんらが、藤沢先生について語っておられた。

 一就さんとは、東京にいる頃、テイケイの高花会長にご紹介いただいた。今日のテレビにも、しっかりテイケイの新宿支社が映っていた。
 高尾さんは奥さんが綾部に住んでおられたことがある縁で、以前に夫婦で綾部に来られて、昔の住まいがあった神宮寺あたりをご案内したことがある。

0215  藤沢先生は良くも悪くも昔の日本人、二度と戻ってこない囲碁界の“宝”だったんだなあと思う。“宝”は近づくと恐いので、直接会うことがなく、遠くから拝見させていただけて良かったと思った。ご家族は本当に大変だったと回顧しておられた。

 藤沢先生が晩年、『迷走』という字を書かれていた。
 人生、迷いながら走り続ける、「いつまで経っても、碁のことが分からない。一生勉強だ」とおっしゃっておられたそうだ。

 なんでもすぐに分かったような気になってしまう今の時代、ある意味、とことん真面目に生き抜かれたんだと思う。


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