四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

冷静な判断を!

2011年03月13日 | 政治活動

 東北・関東が津波と地震で、大変大きな被害を受けた。具体的被害が次々と明らかになっており、心からのお悔やみを申し上げたいと思います。

 新しい街宣車を用意して、今週末から市内を回す予定にしていたが、しばらく自粛をさせていただくことにした。挨拶回りや会議、事務作業などは進めますが、朝夕の辻立ちなど、マイクを使ってやることは数日様子を見て、控えようと思っています。

 綾部市内にも、ご親戚やご友人が被災地やその周辺におられる方もあります。。

 山崎市長も、すぐに救急車や救命士の派遣を指示されたそうだ。民間でも支援人員を送られたところがある。まったく他人事ではない。

 原発などが被害を受けた東京電力は節電を呼びかけ、電気の確保に懸命だ。

 一方で、『関西からも関東に電気を送るので、ぜひ節電を!』という“チェーンメール”も回ってきている。
 節電自体は悪いことではないが、調べてみると、直接的にこれが関東や東北の支援につながるということではないようだ。

 関西電力のHPには次のように書いてあります。

○このたびの東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。

○当社はお客さまへの安定供給を維持した上で、11日夕方から、電力各社協力しながら融通可能な範囲で最大限の電気の融通を行っております。[注]

○なお、今のところお客さまに特別に節電をお願いするような状況にはなく、当社名で震災に関連してお客さまにチェーンメールを送ることはございませんので、ご注意ください。

[注]東日本と西日本では、電気の周波数が違います。従って、関西電力の電気を東日本に送るには、周波数を変換しないといけません。この周波数変換施設の容量は上限が決まっております。

 最初は僕も信用しそうになったが、こういう“チェーンメール”を回すことによって、安否確認や支援活動のための連絡がとりにくくなってしまうため、皆様にも冷静に対処していただけたらと思っている。

 枝野官房長官が自ら、こういった“チェーンメール”を追認するような声明を発してしまっているのは困ったことだ。

 節電を全国民に呼びかけるというのは、自らの説明能力がないことを晒しているようなものだ。意味が分かっていない蓮ホウ大臣をわざわざ特命大臣にしてみたりして、本当に今の内閣は弱い。

 菅首相の原発視察への対応によって遅れた1時間が、水素爆発につながったという指摘もある。

 責任ある立場にある方々は、人気取りに右往左往せずに、被災者のことを第一に考え、希望が持てるような支援策を考えてあげてほしい。

 この際、《こども手当》を被災地への支援財源に回したらどうかとも思う。
 家も車も家財道具も仕事道具も全部失ってしまった方々に、国としても渡せるだけのものを渡してあげてほしいと思う。

 綾部市も義援金集めをされると思います。
 信頼できるところへできる限りの善意を集め、現地の支援につなげてもらうのが、今、必要なことだと思います。

コメント (4)
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