四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

農大と技術支援センター~中丹・三本の矢~

2012年06月01日 | 議員活動

 朝7時から、京綾部ホテルで朝食会を開催。

 4月から新たに就任されたホテルの厚地支配人を囲んで、より良いホテルになるようにと提案や情報交換を行った。

 前日までに申し込みの必要があるが、1,000円(和・洋)でコーヒー、ジュースなどのフリードリンク付きなので、朝のちょっとした勉強会をこれからも開催したいと思った。

 10時に相談のため、市教委へ行く。

 午後、福知山の井上府議《中丹・三本の矢》で、府立農業大学校(綾部市位田町)と北部産業技術支援センター・綾部(綾部市青野町)を見学に行った。

 農業大学校では工藤康將校長から事業概要をお聞きし、校内を案内していただいた。
Dscf5527 井上府議とは、今年、同じ農商工労働常任委員会に所属する。合鴨農法で稲作をしておられ、JA京都にのくにの非常勤監査役でもあって、農業や農政の実態に明るい方だ。

 農大はほとんど農家の後継者が来ていて、卒業後は実家に帰る子が多いのかと思っていたが、ほぼ7割が非農家で、就農希望者が多いが、なかなか自営農家の後継ぎには受け入れてもらえるところがないらしい。

 一方で、地域に入ると、農業後継者難を訴えられるので、この分野もマッチングがうまくいっていないではないかと感じた。

 最近は成美大学の栄養学科との連携も深めておられる。まずは年に一日でも良いので、清山荘の食堂《農大レストラン》をやってもらえないだろうか?とお願いした。

Dscf5519_2  続いて、綾部駅北口にある北部産業技術支援センター・綾部を訪問し、京都府中小企業技術センターの小林章一所長、坂之上悦典中丹技術支援室長から、お話を聞いて、センターをご案内いただいた。
Dscf5529  府議選前に企業を回っていたら、ある中小企業経営者が「技術支援センターで検査機械を貸してくれるのは知っているが、うちには人員の余裕がない。クレームが出たときに、少々お金を払っても良いので、そのクレーム品を預けておいたら、いろいろと分析をして、改善方法を教えてくれるように、研究員の充実を考えてもらえないか?」と要望されたことがあった。

 府議選の公約にそのことも入れたので、改めて聞いてみると、「おっしゃる通りです…中丹には技術職員が少なく、京都でも人が余っているという状態ではないので、時間をいただければご相談にも応じられるのですが、即応体制にあるとは言えないのが現実です」と言っておられた。

 クレーム対応は迅速さも求められるため、ものづくりの推進を唱えるのならば、人員や予算をもっと増やさなくては絵に描いた餅でしかないなあと感じた。

 いろいろなお話を聞く中で、日本が《科学技術立国》を国家の大方針とするのならば、地味でも根本的な基礎技術をしっかり研究する体制を作らなくてはならない。このままでは、日本からものづくりが消えてしまうのではないかと危惧する。 

 今まで、じっくり説明をお聞きしたり、見学したことがなかった2つの施設だったので、今日は大変勉強になった充実した視察だった。

 最後に、駅前の市観光センターに寄って、平井さんと“明智光秀をNHK大河に!”という問題など、綾部市と福知山市の観光連携についても意見交換。

 

 夜は、舞鶴の池田府議にも合流していただいて、綾部市内で中丹の振興についての意見交換会を開催した。

 中丹三市の発展のため、三人の連携を強めて頑張りたい。

 次は舞鶴の港湾等を視察したいと思っている。

 他にも、中丹の業界団体、地域、有志のグループなどで、市域を超えた意見交換、情報交換をしたいという方があれば、お気軽にご連絡下さい。

 三人の日程を合わせて、伺わせていただきます。

 会費制で食事をしながら懇親を深める場でも大歓迎です。ご希望に合わせて、調整させていただきます。


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