四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

12月議会閉会

2019年12月16日 | 京都府議会

 16日㈪、10時から全議員対象議員力向上研修会に出席。龍谷大学土山希美枝教授講師「質問力、議会力を高める府議会づくり」というテーマで話を聴いた。

 「残念な一般質問」として、「公表数字を確認するだけの質問」「論点を入れすぎてぼけてしまった質問」「一般質問として個別的すぎる質問」「合理的な根拠や論拠のない批判」「府が関知できないことがらの質問」「自身の政治信条の演説に終始している質問」「一問一答のやりとりを続けるうちに混乱してしまった質問」を挙げられていた。気を付けよう。

 午後は子育て環境の充実に関する特別委員会を開催した。

 所管事項の調査「医療現場から見た妊娠・出産・子育ての現状」というテーマで、京都府立医大・産婦人科北脇城教授、小児科細井創教授にお越しいただき、大変良いお話を聴くことができた。

 北脇先生年齢とともに妊孕性が低下するというデータを示していただき、そういったことをもっと若いうちから啓発する必要性を述べられ、また10数%はおられるという妊娠期や産後うつ病患者への支援の充実について説明いただいた。

 細井先生からは京都府内の重度小児患者の入院治療体制がまだまだ不足していること、北部(南部にも)には府立医大附属病院と同等の総合中核病院が必要だということ、医療的ケア児へのさらなる支援(レスパイト施設、大規模災害時)について説明いただいた。

 委員の皆さんからも活発な質問や意見が出され、委員会後には、自民党の複数の委員さんから「良い勉強になった」と褒めていただいた。

 その後の「委員間討議」では、これまでから継続的に調査している「児童虐待対策」に対して、下記3点の政策提案・提言(委員長素案)を提示し、委員の皆さんのご意見を伺った。

◎市町村や警察、学校等の関係機関との連携強化や児童相談所の体制強化などに取り組むとともに、府民が児童虐待への理解を深めることにより、すべての子どもが虐待から守られ、健やかに育まれる社会の実現を目指すため、児童虐待防止条例(仮称)の策定を検討すること。

◎児童相談所に集中している児童虐待の通告・相談等に適切に対応するため、窓口機能の強化を図ること。

◎児童福祉施設における臨床心理士や児童指導員等にとって働きやすい環境を整備するため、職員の精神的ケアや国に対する処遇改善の要望など、職員への支援施策の充実を図ること。

 特に大きな異論はなかったが、今回いただいたご意見を踏まえて、5月臨時会で全委員の意見がまとまることを目指して努力したい。

 夜は拡大公舎会に参加。各派の団長、代表幹事等にもご出席いただいた。

 

 17日㈫朝は晴れていたが、昼頃から雨が降ってきた。

 10時から自民党府議団・農林水産部会部会長として森口亨事務局長と共に、秋田公司代表幹事、荒巻隆三代表幹事、池田正義政調会長に時間を取っていただいて説明と協議。

 その後、府道広野綾部線改良促進協議会(安積将明会長)の皆さんと富山英範建設交通部長に要望活動を行った。南丹市・京丹波町選出片山誠治府議にも同席いただいた。

 富山部長からは具体的な図も示していただき、「大きな予算の必要な事業であるため、すぐとはいかないが、今後、予算のタイミングを図っていく」とご説明いただいた。

 12時半から団会議、14時45分から予算特別委員会の正副委員長会議、15時から予算特別委員会の全体会。夜は日韓友好京都府議会議員連盟(渡辺邦子会長)総会に出席した。

 

 18日㈬、11時から議会運営委員会に出席。12時半から団会議、13時15分から本会議に出席し、全ての議案を可決して12月議会は閉会した。


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