8日㈪、午前中は来客続く。土木事務所からも、先日の豊里町自治会からの要望に対する説明に来ていただいた。いくつか対応いただけることもあり良かった。
アベノマスクは先日から綾部でも「届いた」という声がちらほら聞こえ、うちでは目にしないなあと思っていたが、今日、事務所に届いていた。おそらく市内でもタイムラグがあるのだろう。ネット上で散見する悪い品物ではなく、普通に使えそうなマスクだった。
6月6日に府内での新型コロナ感染者1名が新たに発表された。京都市内の20代女性で、府内では5月14日以来となる359人目。症状は軽症とのこと。
府内で現在入院中の方は6日現在9名(うち京都市内8名)であり、4月1日~4月30日までに感染が判明した方で、今なお入院中の方は3名(60代、70代、90代)、5月1日~31日は6名(80代2名、90代4名)という状況。府内でお亡くなりになった方は18名で、60代は1名おられるが、あとは70代、80代、90代の方々である。
東京都では二桁の感染がここのところ連日発表されているが、それは1398万人の人口を抱える巨大都市圏での10人、20人という数字であり、それをもって「東京全体が危険」となる数字ではない。ましてや、ここ数ヵ月、感染ゼロの綾部市においては、その報道に大きく左右される必要はない。
当初は私もこのウイルスの影響が計り知れず、海外のような「医療崩壊」を心配していたが、感染症対応の病床数も全国的に増やしており、そのことよりも経済低迷が元に戻らないことを今は危惧している。
経済を成り立たせ、社会を回しながらでなければ、コロナと闘うための「医療」を確保することができないからだ。
「医療」や「福祉」は、公的保険制度や公的資金なくして成り立つ産業ではない。このまま経済が低迷し、税収が落ちれば、現状の「医療」や「福祉」を果たして維持できるのか?という問題に直面すると心配する。
そのため「マスク」が社会に与えている「メッセージ」の影響も懸念している。
「マスク」に一定の感染予防効果があることは確かだが、一方で「マスク」姿には社会や経済を委縮させる効果もある。感染予防効果と社会や経済の委縮効果を比較して、マスク着用のTPOを整理するべきではないかと感じている。
運動中のマスクや日の当たる屋外でのマスク、自宅内でのマスクは、これからの季節、熱中症の危険もある。「マスク着用=安全」ではなく、「正しいマスクの着用=感染させるリスクの低減」だと正しく理解される必要があると思う。
5月末に自民党府議団ニュースを発行(京都新聞に広告記事として掲載)した際、私は府議団の広報委員長として、府議団長等が知事に要望書を手渡す場面の写真は、あえて「マスクをしていない写真」を採用した。
要望内容を説明する際にマスクをするのはまだ分かるが、手渡しの写真撮影の際のマスク着用は、感染予防というより、社会への「メッセージ」になっており、その写真が与える「メッセージ」は正しいのだろうか?と疑問を感じている。