5日㈬、全国的には「記録的豪雪」のところもあるようだが、綾部市は今のところはほとんど雪がない。しかし、凍るように寒い。
10時過ぎに事務所を出て京都へ。12時半から自民党府議団会議に出席。2月議会の自民党府議団の代表質問について、質問要旨の説明を受けた。
13時半から政策環境建設常任委員会(宮下友紀子委員長)の月一常任委員会に出席。
今日のテーマは「住宅セーフティネットと公営住宅をめぐる施策課題について」で、京都府立大学大学院生命環境科学研究科の檜谷美恵子教授を参考人にお招きして、公営住宅の必要性が時代と共に変化していることについて説明を受けた。
戦後は人口増加による「住宅不足」に対応するのが公営住宅の大きな役割だったが、今は高齢者、障害者、外国人、元服役者など、民間住宅に入りにくい方々を受け入れていくことが大きな役割になっており、そのための住宅も「安かろう、悪かろう」ではなく、快適さを追求していかなければならないというお話だった。
その割には建設交通部の説明がそういった現代の公営住宅が求められる役割を果たそうとしていないと感じたので「次の府営住宅の計画策定時にはそういう視点をもっと具体的に盛り込むべきだ」と指摘した。
例えば、府営住宅は府内に住所または勤務先がなければ申し込めないので、外国人はいったん民間住宅に住んで現住所を得なければ府営住宅に入れないということになっている。今後、外国人労働者を日本企業が必要としている以上、制度改正を考えていかなければならないだろう。
また、社会的な課題として、コンパクトシティ化や高齢者の免許返納ということもある。綾部市内でも例えば、西町団地や花ノ木団地は綾部駅にも、アスパにも、市立病院や図書館、水夢にも近い。
そのため免許返納したり、周辺部から移住してくる高齢者には優先入居してもらうとか、そのために、一部は「駐車場なし」として募集し、駐車スペースに別の住宅や共有の施設をつくるとか、そういうことを考えて、意識的に住居誘導していくことも考えたらどうかと提案した。
上野団地には子育て世帯向けの住宅を1室リフォームして用意してくれるそうだが、1室つくったとしても子育て支援にはシンボル的な意味しか持たない。
京都府住生活基本計画は令和3年から12年を期間として現在進められているが、令和8年に中間的な見直しを行うとのこと。「京都府の計画は何が書いてあるのかよく分からない、もやっとした抽象的なものが多いので、もっと具体的に京都府の政策の方向性が分かるような計画を作ってほしい」と要求した。
また、綾部市内の西町団地、花ノ木団地、上野団地、井倉新町団地、小倉団地などは建設から30年~50年以上経って老朽化しており、外壁だけでなく、全面リフォームして新たに貸し出すとか、若い世帯も入りやすいように順番にリフォームしていってほしいとも要望した。
府議会からの帰りに、NPO法人あやべ福祉フロンティアの森慎一事務局長があやべ市民新聞の記事を送ってくれた。
初代理事長の曽根庸行さん世代が亡くなられたり高齢等のために抜けられて、運転ボランティアが世代交代の時期を迎えている。一時期に比べると人数が半減しており、移送需要に対応するにはもう少しボランティアの人数が必要だというのが以前からの課題となっている。
そのため、2月16日㈰と17日㈪のいずれも13時~15時に清山荘(綾部市里町)にて「ドライバー説明会」を開催するとのこと。記事ではそれを1面で大きく掲載していただいた。
ボランティアの参加は月に1回だけでも、空いた時間だけで構いませんので、ぜひ説明会にご参加いただきますようよろしくお願いいたします。
参加無料ですが、事前申し込みが必要です。
☎0773・45・3233まで。