11日㈫、建国記念の日。
13時半から中丹文化会館にて、「建国記念の日(紀元節)を祝う集い」(芦田文雄実行委員長)に出席した。今年は田所卓先生の謡曲「賀茂」で始まった。
記念式典の後は記念講演が行われ、「憲法改正と日本の近未来」と題して、フジテレビ客員解説委員の平井文夫氏が講師を務められた。
講演は最近のフジテレビに関わる報道も「さもありなん」という内容だった。
平井氏が石破総理のことを嫌いなのは理解できたが、いくら何でも我が国の総理大臣に対して、公の場で変な写真を使ってあげつらうのは中立な立場のジャーナリストとは言えないと思った。
石破総理の所作や服装のことを批判されていたが、スーツの前ボタンを座った時には外すことを私は知らなかったし、そういえばボタンがはちきれそうになっている自分の写真が何枚もあったなと思い出した。
講演の結論は「保守とは川の流れを堰き止めないこと」と安倍元総理の言葉を引用しておっしゃったが、ちょっと意味がよく分からない結論だった。
憲法改正は自民党にやる気がないのでしばらく進まず、選択的夫婦別姓は立憲民主党にやる気がないので進まないだろう、という予測を述べておられた。
■北陸新幹線に関する新たな動き
北陸新幹線の敦賀~新大阪間の延伸ルートを協議する与党PTのメンバーが昨日、京都府庁で西脇知事、松井京都市長と面会するというニュースが流れた。
与党PTの国会議員がたくさん来られるのかと思っていたら、西田昌司委員長(自民党参議院議員)、竹内譲副委員長(公明党衆議院議員)という京都の二人だけだった。
昨年暮れに知事らが示した「懸念」を解決する新たな話があるのなら、まずはPTが開かれるだろうと思っていたので、案の定、新しい話はなく、今さらながら「国が府民向けに説明会を開く」ことの協力依頼だったようだ。
府民、市民の代表たる知事と市長に対して「あなた方は私たちが何度も説明している『科学的知見』を理解せず、住民に正しい情報による説明ができていないようだから、国が直接、住民に説明する場をつくってくれないか?」という、ずいぶん失礼な申し入れだとは思ったが、知事や市長より住民の方が歯に衣着せず発言されるだろうから、その現実を知るためにも説明会をやることには賛成だ。
ただし、フジテレビの記者会見のようになることを覚悟の上で。中途半端に人数や時間を制限するのならやらない方がいい。
敦賀から新大阪への延伸を急ぐのなら、気の済むまで無駄な時間をかけながらも別ルートの調査を並行してやった方が良いのではないかと、私は思う。