バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

早く言ってよぉ…

2011年12月30日 17時02分22秒 | バス運転士
終点の某駅に到着すると、一人の若い女性がやって来て「乗る時に200円払ったんですけど… もう400円払って“土日切符(600円)”を買うことは出来ませんか?」と言った。

私は「はい、いいですよ」と言いそうになったが、200円は運賃箱の中… 手元に400円の現金しかなければ「松井、200円ネコババしたのか!?」と疑われても仕方がない状態になってしまう。

私は、最後の手段である“自腹で200円”を出す前に、こういう時のための“バス専用の金券”を使おうと思って「またいつか“200円を払って”バスに乗ることがありますか?」と尋ねた。

「今回も、最初は200円を払って乗ったくらいだから、近日中に使うことがあるだろう」と思っていた私の予想通り、彼女の返事は「はい」だったので、私は200円分の金券をカバンから取り出した。

そして「乗られた時の200円を、この金券でお返しします。現金と同じように使って下さい。ただ、バス専用なので、地下鉄では使えません…」と簡単な説明をしていたら、彼女が「あと400円出せばいいですか?」と言ったのである。

ボケな私は思考回路の切り替えができずに「はい。とりあえず、この券でさっき入れた200円をお返しするので、あと4…」と言いかけ、すぐに「あ、すいません。これはこれで200円をお返しするので、土日切符は普通に600円で…」と言い直した。

すると彼女は「それじゃあ… いいです」と言って、駅の改札口の方へ行ってしまった。私は間違った応対をしていないつもりだが… 何となく悪いことをしてしまったようで… 気分がスッキリしない。

その後、この話をしていたら、「そういう場合、どうしてもアレだったら現金で返して… 営業所へ戻ってから、そのように言えば200円くれるよ」と言われた。そうだったのかぁ… もっと早く聞いていればなぁ…(がせネタだったりして!? ハハハ…)