バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

またまた背後席から…

2011年12月31日 21時54分55秒 | バス運転士

あるバス停から数名の乗車があり、その中の一人が背後席に座った。そして、発車して2分と経たない内に「お疲れっすぅ~!」というバカでかい声が背後席から聞こえてきた。言うまでもなく、ケータイ男(推定30代前半)が話しているのだが…

とにかく、これまでに遭遇したケータイ人間の中でも“最大級のバカでかさ”だったので、それだけでも“有罪確定”なのだが、話の内容も「髪の毛がどーのこーの…」と、これまたどうでもいい内容だったので、私はすぐに注意した。

ところが、聞こえているのかいないのか… 話を止めるどころか、声がさらに大きくなったような気がした。そこで、私はもう一度注意したのだが、完全に無視されてしまったのである。

交差点を左折した先の信号は赤… いつもは「どうせ赤だから」とノンビリ走って行くところ、「シッカリと顔を見ながら注意しなければ!」と思った私は、サッサと停止線まで行って止まった。

そして、窓際から背後席を覗き込んで「早く電話を止めて…」と言い始めたのだが、相変わらずケータイ男(某関取似)は完全無視を継続していた。その瞬間、私は“今回は徹底的に行こう”と決意して「お客さんっ!」と“口撃態勢”に入った。

すると、私の“本気度(?)”が伝わったのか、ケータイ男は急に小声になり「今、バスん乗って… いや、バスっす。また後で電話します」と言ってから電話を切った。もちろん、「すいません」の一言もなく、私の方を見ることもなかった…

あぁ、一年の締め括りくらいは“気持ちいい話”が書けるかと思っていたのだが… またまたケータイ男が現れてしまった。ホントに続く時は続くんだよなぁ… まぁ、新年を目前にして“悪いモノ”を出し尽くしたと解釈しよう!

今、世間は年末年始休みの真っ只中ということで、バスの乗客も交通量も少なく… 毎年のことながら「いつもこんな感じだったら、仕事も楽なんだけどなぁ~!」と思ってしまう。もっとも、そんな状態では給料まで少なくなってしまうんだよね。ハハハ…

では、皆様… 良いお年をお迎えください。