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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

新しい路線だけど懐かしくもあり…

2013年04月10日 20時06分51秒 | バス運転士

昨日、今月1日から始まった「A駅発“完全弊社のバスで走っていた懐かしの某所”経由のA駅行き(A駅へ戻ってくる)」を走った。運行開始から既に一週間以上が経っており、毎日のように乗っているお年寄りや学生さんは迷うことなく乗ってきた。が、そこまで頻繁に乗らないと思われる人たちからは「○○行きますか?」「B駅に止まるよね?」と質問&確認をされた。

そんな中、一人のお婆さんが「ねぇ、ちょっと変なこと聞いてもいい?」と言ったので、私は「変なことって… 私のヘソ曲がりな性格について? 私の妄想癖について? 場合によっては答えられないこともあるんだけど…」と思いながら「はぁ…」と返事をした。

すると、お婆さんが「このバスはB駅停に行って… そこから何処へ行くの?」と言ったので、私は「これまで通り◆◆行きや■■行きはB駅停から右へ曲がって行きますが、このバスは左へ曲がって某所の方を回って、このA駅に戻って来ます」と答えた。

バスが発車して約10分後、△△停で止まった時… お婆さんが再び「何度も変なこと聞いて悪いんだけど…」と言ったので、私は「いえいえ、まだまだ不安な方は多いですから…(運転士も含めて…)」と答えた。そして、お婆さんが「このバスは、また△△停に戻って来るってこと?」と言ったので、私は「えぇ、グルッと回って△△停に戻って来ますよ」と答えた。

それから数分後、B駅停でお婆さんが降りたのを確認、扉を閉めて発車… と思ったら、左ミラーにB駅出入口の方から走ってくる老夫婦の姿が映った。私は「◆◆行きか■■行きと勘違いしているかもしれないなぁ…」と思いながらも、前扉を開けて待った。

「ありがとぉ~!」と言いながら、勢い良く飛び乗った旦那さんに「A駅行きですが、よろしいですか?」と言ったけれど反応なし… しかし、すぐ後ろにいた奥さんが「えっ? ちょっと… A駅行きだって!」と旦那さんを呼び止めてくれた。

すると、旦那さんが「えっ!? ★★行くでしょ?」と言ったので、私は「いいえ、そこを左へ曲がって行ってしまうので…」と答えた。それに対して、旦那さんは「あ、そう… 悪かったね!」と手を上げて降りて行った…

その後、私は目の前の交差点を左折したところにあるバス停で一人乗せ… さらに、その先の交差点を“懐かしの某所”へ向かって左折… と、その時! 反射的に“懐かしのバス停(今となっては他社のバス停!?)”で止まりそうになってしまったのである。ふぅ… そこで一瞬、減速したこと… 乗客に気付かれたかなぁ~ ハハハ…