バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

交通誘導員のような人

2013年04月19日 20時44分00秒 | バス運転士

営業所前ターミナルの出入口には、朝だけ“交通誘導員のような人”が2人も立っている。が、基本的には歩行者の保護というか誘導というか… で、道路を走ってくる車に対しては、殆ど無力と言ってもいいだろう。

だから、バスに乗って出て行く私としては… 歩行者の有無に関しては“敬意を表して”ある程度は信用するとして… 走ってくる車に関しては、自分の目でしっかりと確認するようにしなければならない。

さて、今朝も誘導されるまま歩道まで出たのはいいけれど… いつものように“停止禁止部分(路線バスを除く)”にマイカーがズラリと並んでいて、右折したくてもできなかった。そして、出るに出られず待っている間に、駅がある右の方から一人のお婆さんが歩いてきてしまった。

その時、右へ20~30m行ったT字路の信号が青になってしまい… 私が「う~む… タイミングが悪いなぁ… お婆さん、早くバスの前を横切ってくれないかぁ~」と思っていたら、お婆さんがバスの右側から道路を渡り始めてしまったのである。横断歩道も何もないのに…

私が「ゲゲッ… どうすればいいんだよぉ~ 動くに動けないじゃん!」と思っていたら… なんと! 道路を渡っていたお婆さんが途中で立ち止まって、左から来ていたマイカーに向かって両腕を突き出して「止まれぇ~!」とやりながら、私の方をチラッと見たのである。

まさかの展開にビックリした私だったが、すぐにバスを発進させてハザードランプを点滅… 心の中で「お婆さん、ありがとう~!」と叫んだのでありました…。。。。。ねぇねぇ、お婆さん! そこで交通誘導のアルバイトしませんかぁ~? なんちゃって…