完全弊社のバスは運賃が段階的に上がっていくし、10円単位の小銭が必要になる場合が多いので、運賃精算時に両替をする人は珍しくない。というか、それは当たり前の光景である。が、私が今いる半弊社のバスは一律200円(大人)なので、500円玉や千円札を入れれば自動的に差額(釣り銭)が出るようになっている。子供の場合は、お金を入れる前に“こどもボタン”を押せば運賃100円で計算される。
しかし、たまぁ~に「両替お願いします」と言って500円玉を出す人がいる。そういう場合に限らず、私は基本的に「何か考えがあってのことだろう」と思ってしまうので、とりあえず言われた通りに“両替ボタン”を押すのだが… 結局、両替した後に200円を入れていくだけである。まぁ、当然と言えば当然なのだろうが… いきなりキッパリ言われると、ハートが弱い私は言いなりになってしまうのである。(はぁ~? 誰がぁ~???)
さて、500円玉を両替すると、なぜか100円玉4枚と50円玉1枚と10円玉5枚が出てくるのだが… 「運賃の支払いで“割引対象の子供”が50円になることはあるけれど、10円玉は必要ないのでは…???」と思った時、「そうか! これは一日乗車券販売時の釣り銭を、運賃箱を使って作れということなのだ」と理解した私であった…(そんなこたぁ~、みんな百も承知だぞ! 知らぬはアンタばかりなり…)
また、逆に… 一日乗車券の購入時などに「ちょっと細かくてすいません…」と言いながら、10円玉や50円玉を含めて10~20枚の硬貨を出される場合があり、カバンが重くなってしまうことがある。そういう時には、終点の待機場所などで“逆両替”をすることも… 例えば10円玉10枚、あるいは50円玉1枚と10円玉5枚を100円玉に出来るのだ。
先日、たまたま“小銭によるカード購入”が連続して、私のカバンには大量の10円玉が… そこで私は“両替ボタン”を押してから、10円玉をバラバラバラァ~っと運賃箱に投入したのだが… 一気に入れてしまったせいなのか、10円玉を数枚だけカウントしたところで運賃箱が止まってしまったのである。10円玉を10枚以上入れたのは確かなのだが… 私は泣く泣く“取消ボタン”を押して“運賃箱が数えてくれた7枚(70円)だけ”を返却した…
傷心の私は、そんなことでは挫けず「100円玉も多いから、50円玉とまとめて500円玉にしてしまおう! 今度は枚数も少ないし、小銭が詰まることもないだろう」と思って、両替ボタンを押してから50円玉2枚と100円玉4枚をバラバラァ~と投入したのだが…
まず、運賃箱が“最初の100円”をカウントした時点で“50円玉1枚と10円玉5枚”の両替を完了してしまい… その後に続いてカウントされた200円は“運賃”として徴収されてしまい… さらに、最後の100円をカウントした運賃箱は、「運賃200円のところ、100円しか入ってないぞぉ~!」という意味の“料金不足を告げる音”を鳴らしていた… あぁ、合わせて二百数十円も失ってしまったボケな私… 当然、自腹…