今週から、新たな点呼システムが始まった… まず、運転士のICカードをセンサーにタッチさせて、パソコン画面の【始業】をタッチして、先程とは別の静脈識別センサーに人差し指を突っ込んで… エラー! 「なんでやねん!?」と思ったが、すぐに“事前に登録したのが人差し指ではなく中指であること”に気が付いた。
パソコン画面の【再試行】にタッチして、改めて中指を突っ込んで… 今度はオッケー! 次に、ストローを使ってアルコール検知器へ息を吹き込み続けて約3秒… オッケー! 最後に、免許証をまたまた別のセンサーに挿入して… パソコン画面の【終了】をタッチして、点呼の第一段階を終えた。そこで運行カードを受け取って、自分が乗るバスの点検へ…
バスの点検表にチェックしてから、上司との対面点呼へ… まずは、上司が先程とは別のパソコン画面にタッチして、私は2つ目の静脈識別センサーに中指を突っ込み… すると、パソコン画面に先程のアルコールチェック時の顔写真や0.00mlなどの情報が表示された。
その後、上司も静脈識別センサーに中指を突っ込んで、パソコン画面の【OK】【OK】【OK】にタッチして… ようやく機械相手の作業は終わり、その後、上司から注意事項やら何やらを聞いて… 始業点呼の終了である(終業時も同様)。
点呼を受けている運転士の背後にある壁には、大きな画面が設置されていて… そこには、これから点呼を受けるべき“コース番号、点呼時間、運転士名など”がズラ~ッと並んで表示されている。それが「82番ゲート、11時48分発、ボーイング松井…」みたいで、自分自身が飛行機になったような気分である。
が、機械化が進むと、何となく“重み”がなくなったような感じで… これも大人のオモチャみたいな気がしないでもないけれど… まぁ、このシステムになったことによる最大のメリットは、時間と紙の無駄だった“必ず「良」に○印を付けなければならない”無意味な健康チェック票の記入&提出がなくなったことである。その点は評価してやろう! プラス10点だ! ワッハッハッ…(何を偉そうに!)