バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

なんだ? なんで? 誰? 誰だぁ~!?

2013年07月30日 22時46分07秒 | バス運転士

朝7時前に、回送で営業所を出た。ある大きな交差点を、5~6台目で右折待ちしていた。信号が青になり、少しだけ前進して、対向車が途切れ… れれれ… 突然、交差点の真ん中で右折待ちしていた先頭車両のドライバーが、ドアを開けて車から降りてしまったのである。

私は「なんだぁ~? すぐ後ろの車のドライバーと何かあったのかな?」と思ったのだが、どうやら違っていたようで… そのドライバーは、片手でハンドルを操作しながら自分の車を押し始めたのであった… 後続車はスイスイと追い抜いて行き、私のバスもノロノロと… 何とか右折矢印が出ている間に追い抜くことができたのだった…

午前8時半頃、あるバス停に一人の女性が立っていたので、私は「○○停、止まります」と言いながらバスを減速させて、バス停で止まっ… その時! その女性が顔の前で右手を左右に「違う違う」と言うように振ったのである。

私は「もっと早く意思表示してくれたら有り難かったんだけどなぁ… もう止まる寸前だもんなぁ… これで止まらなかったら、後続車のリズムが狂うだろうし、危ないかもしれない」と思って、バスを止めた。

一応、形だけでも扉を開けて、またすぐに閉め… と、その時! その女性が乗ってきたのである。私は「なんで手を振ったの?」と不思議に思ったが、すぐに「あぁ、暑かったからパタパタと扇いだだけか…」と分かった。ふぅ~、危ない危ない…

午後1時前、前半最後の終点に到着すると、一人の男性が前から降りながら「乗り心地が良かったです」と言ってくれたのだが… あなたは誰? まさかのモニター!? いや、自ら身分をバラすことはないから… 古いバスを選んで乗っているバス好きな人だったのかも…???

時は流れて… 夜8時半過ぎ、あるバス停で降車客扱いをしながら「このタイミングならば、100mほど前方の青信号を突破できそうだ。その先のバス停と、さらにその先の信号を考えると… その差は大きい!」と思っていた。

「さぁ、中扉を閉めて発車だぁ~」と思って扉を閉め… と、そこで再び「ピンポォ~ン!」と降車ブザーが鳴ったのである。私は「まだ降りる人がいたのか? うっかり寝てしまっていたのか?? 急遽、降りることにしたのか???」と思って、再び中扉を開けたのだが… シ~ン… 動きも返事も何もなかった…

改めて発車しようと扉を閉めたところ、またすぐに「ピンポォ~ン!」と降車ブザーが鳴った… 誰だぁ~!? 無駄なことする奴はぁ~!! “お陰様で”行けるはずだった青信号は赤に変わり… 約2分のロスとなってしまった。その赤信号で止まった時、車内から「ふぅ…」というような溜息が聞こえてきた。文句があるなら、ボタンを押した奴に言ってくれぇ~!!!