バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

立て、立つんだ婆~!

2013年07月18日 22時16分10秒 | バス運転士

あるバス停から一人のおばぁさんが乗って… バタッとステップに両手をついた。それと同時に膝か向こう脛をぶつけたようで「痛っ!」と言った。私は反射的に「大丈夫ですか?」と声を掛けたのだが… おばぁさんは「あいたたた…」と言っていた。

私が「こりゃあ営業所へ電話しなきゃいけないかな?」と思っていたら、おばぁさんはカウントセブンくらいで立ち上がり、ファイティングポーズ… 否、「はい、これ!」と言いながらフリーパスを提示した。そこでもう一度「大丈夫?」と声を掛けたのだが、足を引きずる様子もなくサッサと歩いて席に座ってしまった。

終点の一つ手前で、そのおばぁさんが降りたのだが… その時、わざわざ前まで来て「さっきはすいませんでした」と言ってくれたのである。私もまたまた「大丈夫ですか? ありがとうございました」と返答した… うん、これがスタンダード!(なぁ~にがスタンダードじゃ! アメリカで“coffee”も伝わらんかった発音しとるクセに!)