バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

二度目のハート・バス

2017年03月04日 21時44分51秒 | バス運転士
今日は、昼から“A駅経由B駅行き”と“JR某駅行き”を合わせて4往復というコースだった。点呼で「ハート・バスのピンバッジ(限定1000個)はなくなった」と言われたので、「そうかぁ~ じゃあ、乗車記念証を持って行く人なんていないかもしれないなぁ~」と思っていたのだが… 10枚以上も減っていて驚いた。

さて、そんなハート・バスで運行中… あるバス停で、土日切符の販売などで1分以上を費やしてから発車しようとした時、前方から歩いて来ていた一人のお婆さんが乗ったのだが… 運賃箱を素通りしようとしたので「すいません」と呼び止めたところ、200円しか投入しなかったので「あと10円お願いします」と言ったのだが、返事も何もなく… それからが長かった。

車内はほぼ満員で空席は皆無… お婆さんは私の斜め後ろに立ったまま、持っているレジ袋の中に手を入れて無言でゴソゴソ… 「何を言っても無駄だろう」と思った私は、ミラーなどでバスの周囲を見ながら待ち続け… 2~3分経った頃、ようやく10円玉を投入したのだが、その直前に“第三者の囁き声”が聞こえたような… ひょっとして、しびれを切らした乗客の一人が、お婆さんに10円をあげたのかなぁ~? はい、ハート3つ!(なんのこっちゃ!)

また、あるバス停では推定10代の女性二人が待っていたのだが… バスに乗ったのはAさん一人だけで、もう一人のBさんは「元気でね。さようならぁ~」と言いながら手を振っていた。ところが、バスに乗ったAさんは無反応… 鉄仮面のような無表情&無言で背後席に座った。着ている洋服は、鉄仮面とは程遠い“燃えるような赤”だったけど…

私が扉を閉めてバスを発車させたところ、左ミラーに“手を上げて走って来るBさん”が映ったので、私は「何だろう? Aさんに渡し忘れた物でもあるのか!?」と思ってバスを止めた。すると、なぜかBさんも走るのを止めて、こちらを見ているだけだった… う~む… 二人の間に何があったのだろう? 気になるなぁ~ はい、ハート2つ半!(だから何なんだよ!)