バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

マラソン大会の影響で…

2017年03月12日 19時23分16秒 | バス運転士
今日の勤務は… 朝5時50分に始業点呼を受け、市内中心部路線を3往復してから某運動場の転回場で約50分の昼食タイム、その後、某総合駅路線を2往復して、夕方4時頃に終了する… 通常の日曜日ならば、そういうコースだった。

しかし、マラソン大会の影響で市内中心部路線は1往復半だけになり、8時40分に市内中心部へ到着したら営業所まで“通常は走らないルート”で回送… 2時間以上の昼食タイム後、某総合駅路線の“途中のバス停”まで回送… そこから駅まで走った後は、通常通りの路線を1往復半するというものに変わっていた。

市内中心部から営業所までの回送ルートは、1か月くらい前から休憩室に置いてあった“回送ルートなどが示されている路線別の地図”で事前に確認… 自宅では、ネットで“航空写真”を見ながら「まずは二車線が右折レーンで… 2つ目の信号交差点を左折… しばらくは直進… おっと、ここは左車線が左折レーンになるのかぁ~」などと道路を確認しておいた。

さて、市内中心部路線の1往復半を無事に終えた私は、行き先表示を回送に切り替えて市内中心部ターミナルを出発した。今朝の点呼で手渡された運転カードには、ご親切に“回送ルートで右左折する交差点名”が印刷されていて… まずは“若●大通久屋(右折)”と書かれているとおりに交差点を右折した。

次に、「ここから2つ先の信号を左折だったよなぁ~」と思いながら、“若●南(左折)”と書かれている交差点に接近… 「あぁ、ホントだ。信号機に付いている交差点名が… まだよく見えないけれど3文字だ!」と確認… ところが! さらに接近してよく見たら、信号機には“矢●町”と表示されていたのである。

「えっ!? 矢●町って何???」とプチパニックの私… 「ここで左折するんじゃないのか!? どうする? 曲がるの? 曲がらんの? どっちやね~ん!」とゆっくり走りながらボケ脳をフル回転させる私… その時、完全弊社における経験が頭に浮かび… 「貸切バスの仕事では、間違った指示書によって何度も痛い目にあっとるもんなぁ~ ここは自分を信じよう!」と左折した。

が、不安で不安でガラスのハートが砕けそうだった私は「やっぱり曲がる交差点が違ったのでは?」「きっと交差点名が変わったんだよ!」「もしも道が違っていたら営業所へ電話をするのか?」「回送なんだから必要ない! 無事に帰れば問題ない!」などと自問自答しながら走行… すると、進行方向右側に某総合駅が見えたので「あぁ~ 正解、正解!」と安心したのだった…。。。

営業所の食堂でコンビニ弁当を食べた後、休憩室でコーヒーを飲んでいたら… ちょうど“運行のお兄さん”がやって来たので、「来年のためにも修正しておいた方がいいよなぁ~」と思った私が「これ(回送ルート)って、地図の方が正しいんだよねぇ?」と尋ねたら、お兄さんが「あれ? ボク、何かやっちゃいました?」と言ったので、私は笑いながら「交差点名が違ってたもんでビックリしちゃったよぉ~」と伝えておいた。

その後、某総合駅路線の“途中のバス停”へ回送することになっていたのだが、複数の人から「マラソン大会の影響で渋滞しとるらしい」「渋滞箇所を抜けるのに20分くらいかかったらしい」という情報が入り、私も出撃予定時刻の18分前に営業所を出たのだが… すでに渋滞のピークを過ぎていたようで… “途中のバス停の500~600m手前”に、発車時刻の20分前に着いてしまった。

仕方がないので、そのまま“平日は何台ものトラックが止まっている場所”で路上駐車… ただただ運転席でジッとしている私であった。これが完全弊社のバスだったら、運転席でお菓子を食べて…(おいおい!) ジュースを飲んで…(こらこら!) チョメチョメな本を読んで…(お~い!) 気が付いたら発車時刻を過ぎていた… なぁ~んちゃって!(昔々あるところに、そういうバス会社があったそうな… ってか!? ハハハ…)